ただ信じなさい⑥

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2025.08.16
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 8章
放送日
2025.08.16

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。今週は聖書のルカ福音書8章の、大切な娘のいのちが死からいのちへと移されたヤイロという人を学んできました。今週の箇所で、一刻も早くヤイロの家に向かわずに、一人の病気の女性と話し、ヤイロを待たせ、ヤキモキさせた、あのイエス様の時間は何だったのでしょうか。あの時間がなかったならば、もっと早く行けましたし、周りも悲しみ、涙することもなかったでしょう。イエス様はわざわざ不安にさせてから、ご自分の凄さを見せつけたかったのでしょうか。
今、私たちは神の最善が何かわからずに、「神のなさることは手遅れではないか」と思っていることがあるかもしれません。しかし神様には人には図りしれぬ神様のベストのタイミングがあります。人に出来ることは、その神の手に委ねて、神様の手を煩わせるほど祈ることです。あざ笑うのではなく信じるのです。
「ただ信じる」それを行為で現すのならば、それは「祈る」ということで現れます。祈りとは神を求めることです。私たちの常識の範囲に収まる人間サイズの「求め」ではなく、限界のない神へ限界無く祈るのです。こんなことを祈ったら神の手を煩わせるのではないかと、祈るべきかどうか吟味して祈るでもなく、ひたすらに神を求め、ひたすらに祈る。ヤイロは父親として膝まずいて、祈り求めました。そして彼の一番守りたかったものを手に入れました。がむしゃらに祈ってそれで取り去られるのであれば、それがふさわしい時であったと、やがて神が知らせてくださるでしょう。
しかし、がむしゃらに祈ることもせずに、神をあざ笑うのであれば、私たちは本当に守るべきものを守ることが出来ません。むしろ祈らなかった悔いがあなたの人生に残ることになります。お金でいのちを買うことは出来ませんし、信仰もまたお金で買うことは出来ません。全財産を使ったとしてもいのちを買うことも、いのちを永らえることもできません。いのちを与え、いのちを生かすことが出来るのは神にしかできないのです。価値のあるものは手に入れるまで追い求め続けなくてはならない、ということです。
人のいのちの創始者である方が、いのちを司っておられる。この神が私たちの人生に唯一求められるのは、「ただ信じなさい」という信仰だけです。この信じて祈ることが、私たちの人生に揺るぐことのない希望を与えてくれるのです。

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