信仰告白の困難さ
- 出演者
- 板倉邦雄
- 制作
- PBA 太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
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- アップロード日
- 2025.07.25
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
-
[新約聖書] ヨハネの福音書 9章8~23節
- 放送日
- 2025.07.25
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。
今日は「信仰告白の困難さ」という題でお話しましょう。歴史の流れの中で、ある時代は信教の自由が妨害される時があります。私たちの祖国も80年前の第二次世界大戦の時、信教の自由も、思想の自由も、報道の自由も、禁じられていました。ヨハネ福音書の9章8~23節です。
さて、目を開けてもらった本人が「私は生まれつき目が見えず、物乞いをしていたのです」と証言しているのに、ユダヤ人の指導者たちは信じませんでした。そこでとうとう、両親を呼んで調査することになったのです。「ここにいるのが、生まれつき目が見えないお前たちの息子か」「そうでごうざいます」「それではどうして、今、目が見えるのか」両親は答えました。「これは私どもの息子であること、また生まれつき目が見えないことは百も承知しています。しかし、どうして今、見えるようになったのか、それは知りません。また、誰がその目を開けてくださったのかも知りません。あれに聞いてください。あれはもう大人ですから、自分のことは自分で話せるでしょう」。
両親ですから、生まれつき目が見えない息子が急に目が見えるようになったのです、どうして今、見えるようになったのか知らないわけがありません。根掘り葉掘り息子に問いただしたでしょう。どこの誰なの、どうやって直してくれたの、と息子に問い詰めたことでしょう。両親ですから、治してくれた人にお礼の一言をも言いたいはずです。しかし、何も知らない、の一点張りでした。息子もいい大人ですから、本人に聞いてくださいと答えるのみだったのです。
ヨハネ福音書の作者は、その理由をこのように記しました。「両親がこう言ったのは、ユダヤ人当局者たちを恐れていたから、このように答えたのである。それは、もしイエスをキリスト、救世主と信じて告白する者があれば会堂から追放することを決議していたからである」。
会堂から追放する、ということはユダヤ人ではなく異邦人として扱う、ということです。日本で言えば、村八分になることを意味することでした。両親はそのことを恐れて証言を避けたのです。
信じる自由も、信じない自由も、保証されている憲法を持つ今の時代、私たちはそのことを感謝し、神様の前に歩んでまいりましょう。
今日は「信仰告白の困難さ」という題でお話しましょう。歴史の流れの中で、ある時代は信教の自由が妨害される時があります。私たちの祖国も80年前の第二次世界大戦の時、信教の自由も、思想の自由も、報道の自由も、禁じられていました。ヨハネ福音書の9章8~23節です。
さて、目を開けてもらった本人が「私は生まれつき目が見えず、物乞いをしていたのです」と証言しているのに、ユダヤ人の指導者たちは信じませんでした。そこでとうとう、両親を呼んで調査することになったのです。「ここにいるのが、生まれつき目が見えないお前たちの息子か」「そうでごうざいます」「それではどうして、今、目が見えるのか」両親は答えました。「これは私どもの息子であること、また生まれつき目が見えないことは百も承知しています。しかし、どうして今、見えるようになったのか、それは知りません。また、誰がその目を開けてくださったのかも知りません。あれに聞いてください。あれはもう大人ですから、自分のことは自分で話せるでしょう」。
両親ですから、生まれつき目が見えない息子が急に目が見えるようになったのです、どうして今、見えるようになったのか知らないわけがありません。根掘り葉掘り息子に問いただしたでしょう。どこの誰なの、どうやって直してくれたの、と息子に問い詰めたことでしょう。両親ですから、治してくれた人にお礼の一言をも言いたいはずです。しかし、何も知らない、の一点張りでした。息子もいい大人ですから、本人に聞いてくださいと答えるのみだったのです。
ヨハネ福音書の作者は、その理由をこのように記しました。「両親がこう言ったのは、ユダヤ人当局者たちを恐れていたから、このように答えたのである。それは、もしイエスをキリスト、救世主と信じて告白する者があれば会堂から追放することを決議していたからである」。
会堂から追放する、ということはユダヤ人ではなく異邦人として扱う、ということです。日本で言えば、村八分になることを意味することでした。両親はそのことを恐れて証言を避けたのです。
信じる自由も、信じない自由も、保証されている憲法を持つ今の時代、私たちはそのことを感謝し、神様の前に歩んでまいりましょう。
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