不幸は激辛、幸せは薄味

出演者
水谷 潔
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2025.07.28
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 103篇2節
放送日
2025.07.28

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。今週、番組を担当する、愛知県春日井市にあります春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。
放送作家でタレントの野々村友紀子さんは、今やテレビでの活躍に留まらず、講演者としても大人気で、講演依頼が殺到しているそうです。その野々村さんが「小さな幸せを味わう秘訣」として語っているのは、「不幸は激辛、幸せは薄味」ということばです。「不幸は激辛、幸せは薄味」。不幸は少し口に入れただけでも刺激があるのに、幸せは薄味で意識できないもの、だから、薄くておいしいお出汁のように、日常の幸せを味わいましょう。そういう趣旨でのことばです。
このことばに共感しながらも、思い出したのは、聖書のある個所です。旧約聖書 詩篇103篇の2節は言います。「わがたましいよ 主をほめたたえよ。主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな」この詩篇の作者は、自らの魂に、神様の良くしてくださったことを何一つ忘れないようにと命じています。
どうでしょう。私たちの心の味覚は、不幸には敏感で、幸せには鈍感なのではないでしょうか。不幸に対しては、すぐに怒り、悲しみ、嘆きますが、既に与えられている幸せには、気づくことなく、感謝や喜びの乏しい生活を送りがちではないでしょうか。これまで当たり前だと思っていたことが、かけがえのない幸せであったことに、それを失ってみて初めて気が付くというお話はよくお聞きしますよね。
聖書が語る幸せの秘訣は、神様を覚えて、既にいただいている小さな幸せを発見して味わうことです。日常の小さな幸せの数々を、神様が良くしてくださったこととして受け止め、積極的に忘れず覚えていようとする時、私たちの心に喜びと感謝が生まれます。ラジオの前のあなたも、神様を信じて、共に歩むなら、日常の歩みが、味気ないものから味わい豊かなものへと変わります。
旧約聖書 詩篇103篇2節は言います。「わがたましいよ 主をほめたたえよ。主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな」一度、神様が既にくださっている日常の小さな幸せを、積極的に見つけて、それらを神様に感謝してみてはどうでしょう。きっと、心に喜びが生まれ、味わい深い日々が始まることでしょう。

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