「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。今週は聖書のルカ福音書8章に記されている、娘を死に送った父親ヤイロのお話をしています。イエス様はヤイロの家で少女の手を取って言われました。「子よ。起きなさい」そしてイエス様は家族に「何か食べるものをあげなさい」と言われ、彼女は確かに死んだにも関わらず、息を吹き返し、しかも食べ物を食べることが出来るようになったのです。
私もまた生きる意味を見失っていた時がありました。生きていながら、生きることが分からなくなっていたのです。しかしイエス様に出会った時、「子よ。起きなさい」と言われ、生きることの意味をイエス様によって見出すことが出来たのです。自分はただ死に向かって生きているのではない。神によって生かされているのだと知りました。
ここで死からいのちへと戻されたヤイロの娘もまた、やがて死を迎える日が来ます。しかし再び肉体の死を迎えたとしても、神のことばに生かされているならば、もう死は怖くはありません。十字架で死なれたキリストをよみがえらせた神は、私たちもまたよみがえらせてくださると聖書は約束します。そしてもしあなたが神のなさることをあざ笑い、神の手を煩わせないようにと神の不可能を決めつけていたとしても、イエス様はあなたに「ただ信じなさい」とおっしゃいます。またもしあなたが神のなさるタイミングにイライラし、神のすることはいつも手遅れだと決めつけ、神に勝手に失望していたとしても、イエス様がヤイロの家に向かってくださったように、私の元へ向かってくださり、「子よ。起きなさい」と諦めずに声をかけてくださいます。
なぜなら神があなたの人生を創造され、神があなたの人生に計画を持っておられ、この神があなたを愛し、あなたの罪という問題すら解決し、あなたの人生を良くしようとしてくださる計画を持っておられるからです。このことをあなたが「信じられる」ならば、あなたの人生は生き生きとしたいのちのなかに生かされていくことが出来ます。たとえ今日、病の只中であったとしても「恐れないで、ただ信じなさい。そうすれば、娘は救われます」このことばをヤイロは信じたのです。ラジオをお聴きのあなたもただ信じてみませんか。