ただ信じなさい④
- 出演者
- 大嶋重徳
- 制作
- PBA 太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
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- アップロード日
- 2025.08.14
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
-
[新約聖書] ルカの福音書 8章
- 放送日
- 2025.08.14
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。今週は聖書のルカ福音書8章に出てくるたった一人の娘を失ってしまったヤイロという人のお話をしています。ヤイロはイエス様の「恐れないで、ただ信じなさい」と言われたことばを受け取って、イエス様と一緒に自分の家に戻りました。ヤイロは「お嬢さんが死にました」という連絡を聞いても「イエス様どうぞ、お引取りください」とは言いませんでした。いのちが生かされるのも、このいのちが地上から去っていくのも全ては神のみ手の中にあることを彼は信じていたのです。この娘の両親は人々のようにあざ笑うことも泣くこともしていません。「泣かなくても良い。眠っているだけです」という神のことばを信じたのです。そして神のなさることを待ったのです。なぜならばヤイロがこの時にすがることが出来るのは、イエス様のことばだけでした。ユダヤ人会堂司ヤイロは会堂に関することを司る仕事でした。会堂の使用許可を与えることの出来る彼は、いのちを司り、いのちの判断をされる神の子キリストのみが娘のいのちを司っておられることを信じたのです。
「ただ信じる」という行為は、死といのちを繋ぐ行為です。人の目には死というもう取り返しのつかないように見える事態でも、人には神を信じることが出来ます。癒やしを信じることを信じることができます。一方、死を目の前にしても、この死の先にも希望があり、死んで終わるのではなく、永遠のいのちに生かされる希望があるのです。信仰は死を直視する力をも与えてくれるのです。
教会のクリスチャンの方が亡くなった時、その方の息子さんが父親の最後のことばを葬儀で紹介されました。「これが神の私のために用意されている計画なのだから、神様に対して怒ったりしないように」「自分にとって今からもっと良いところに行くんだから、死は何も怖くはない」と言われて、お父さんは死を迎えられました。死を前にしても「神をただ信じる」ということは、自分を愛してくださった神が、自分の人生に良くしてくださるという確信が生まれます。そして無駄なことをなさらない神は、聖書の約束しているとおりにこの死の先には再び再会出来る希望を与えてくださるのです。私たちは、死んで終わりではない永遠のいのちに生かされていく。死といのちをつなぐ一点にあるのは「神をただ信じる」ということ、この死の恐怖からも解き放つ力が信仰にはあるのです。
「ただ信じる」という行為は、死といのちを繋ぐ行為です。人の目には死というもう取り返しのつかないように見える事態でも、人には神を信じることが出来ます。癒やしを信じることを信じることができます。一方、死を目の前にしても、この死の先にも希望があり、死んで終わるのではなく、永遠のいのちに生かされる希望があるのです。信仰は死を直視する力をも与えてくれるのです。
教会のクリスチャンの方が亡くなった時、その方の息子さんが父親の最後のことばを葬儀で紹介されました。「これが神の私のために用意されている計画なのだから、神様に対して怒ったりしないように」「自分にとって今からもっと良いところに行くんだから、死は何も怖くはない」と言われて、お父さんは死を迎えられました。死を前にしても「神をただ信じる」ということは、自分を愛してくださった神が、自分の人生に良くしてくださるという確信が生まれます。そして無駄なことをなさらない神は、聖書の約束しているとおりにこの死の先には再び再会出来る希望を与えてくださるのです。私たちは、死んで終わりではない永遠のいのちに生かされていく。死といのちをつなぐ一点にあるのは「神をただ信じる」ということ、この死の恐怖からも解き放つ力が信仰にはあるのです。