ユダヤ人への愛のビザ発給 杉原千畝1

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.09.23
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ローマ人への手紙 8章28節
放送日
2019.09.23

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世の光の時間です。お変わりありませんか。岩井基雄です。第四月曜日の今日は、ユダヤ人たちに懸命にビザを発給した、杉原千畝について学んでみましょう。
 千畝は、明治33年、1900年、岐阜県に生まれ、大学在学中に、外務省募集の留学生試験を受けて合格します。そして、ハルビン学院に留学し、ロシア語も習得。その学院でロシア語を教えるまでになります。当時の国際都市ハルビンで、千畝は、ロシア人女性クラウディアと出会い、結婚し、彼女を通して聖書が語る神様と出会うのです。そして、キリストへの信仰を告白し、洗礼を受けクリスチャンになり、英語、ドイツ語、フランス語、特にロシア語に強い千畝は、外交官の道を歩みます。
 優秀故か、千畝には、日本軍部からスパイになれとの要請が幾度も来ました。しかしクリスチャンである彼は、拒否し続けます。何度脅されても千畝は拒絶しました。すると杉原は、ロシアのスパイだとのデマを流され、ついに千畝は、外務省も辞め、クラウディアとも離婚に追い込まれ、失意のうちに帰国します。しかし、神様の不思議な導きで、クリスチャンである幸子さんと再婚し、外務省にも復帰します。
 モスクワ大使館で働きたいとの千畝の希望は通りませんでした。今度は、ソビエトが、あまりに優秀な外交官、杉原を拒否したのです。日本軍部、ソビエト政府、どちらからも拒否される辛い時期を二人は通ります。やがて、フィンランドでの勤務を経て、昭和14年、リトアニア共和国に赴任しました。ところが赴任してすぐ、リトアニアがソビエトに吸収合併され、領事館をたたんで、リトアニアを出なければならなくなりました。しかしその期間こそ、千畝は、6000人のユダヤ人を救うことになるのです。神様への信仰を貫いた千畝と幸子は、誠実さ故に、幾度も辛酸を舐めますが、その中で、神様は二人を豊かに用いて下さったのです。
 聖書の言葉「神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています。」新約聖書ローマ人への手紙8章28節。神様はすべてをご存じで、すべてを働かせて恵みを与えて下さいます。

コメント

ジョン ベネディクト
先日、岐阜県八百津町にある杉原千畝記念館に行きました。そこで、記念館のスタッフに杉原千畝さんの行動の信念はどこから来たのか、また、クリスチャンだったのかと聞いたところ記念館の研究員の方(二人とも)からはクリスチャンではなかったようです、と言われ、驚きました。
そこで、お願いですが、このメッセージをまとめたときの参考文献を教えていただけたらと思います。記念館の方にもぜひ読んで知っていただきたいと思います。
ありがとうございます。

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太平洋放送協会 担当者
ジョン ベネディクト様
いつもBRIDGEをお聴きくださりありがとうございます。
私共も、杉原千畝記念館の資料などをもとにしておりますが、クリスチャン(キリスト者)であったことに関する記述などは、以下に記載されておりましたので、一例としてご紹介いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784264042433

https://mainichi.jp/articles/20200401/dde/014/040/011000c

https://www.japanjournals.com/feature/survivor/5984-150430sugiharachiune1.html

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