「世の光」の時間です。お聞きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です 。
今週は、旧約聖書 詩篇78篇からお話ししています。今日はその3回目です。
78篇には、神が語られる神の民の歴史が記されています。
神は、神の民が、先祖たちのように強情で神に逆らう者とならないために、そして、彼らの子どもたちも神に従う者となるために神の民の歴史を語っているのです。
神の民は、神によってエジプトから救い出され、荒野の旅も神に導かれていたのに、彼らは、神に逆らい続けました。結局エジプトから救い出された世代の人々は、荒野で死んでしまいます。そして次の世代の人々が、安住の地である「約束の地」に入ることができたのです。彼らが約束の地に入り、そこに住むことができたのは神のおかげでした。神が彼らの敵を追い出し、約束の地を彼らへの相続地として与えて下さったのです。
しかし、彼らは、約束の地でも、神に逆らい、異教の神々を拝みました。神は再び怒って、異教の神々を信じる外国の民に、彼らが打ち負かされ、支配されるようにされたのです。外国による圧政が長く続きましたが、あわれみ深い神は、神の民を滅ぼすことはなさいませんでした。彼らの中のユダ族からダビデを王として選ばれたのです。神は、ダビデを羊飼いのように神の民を守り、導き、養うようにされました。
神は、このダビデの子孫として、イエス・キリストを救い主として遣わしてくださったのです。このキリストによって、私たちも神の民として生きることができるのです。私たちも、自分の歩み、人生を振り返って、キリストを救い主と信じましょう。そして、救いの神に感謝するとともに、罪に気付かされたらいつでも神に謝罪をしましょう。
神は、あなたを豊かに赦し、あなたの人生を救いの恵みに満ち溢れるときとしてくださいます。