主はあなたを見放さず、見捨てず

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2019.06.26
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 歴代誌第一 28章20節
放送日
2019.06.26

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世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。「継続は力なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものですね。今日も聖書を開きましょう。歴代誌第一 28章20節。「主はあなたを見放さず、見捨てず」と題してメッセージをお伝えいたします。
 「強く、雄々しく、事を成し遂げなさい。恐れてはならない。おののいてはならない。神である主、私の神が、あなたとともにいてくださるのだから。主は、あなたを見放さず、あなたを見捨てず、主の宮の奉仕に関わるすべての仕事を完成させてくださる。」
 歴代誌の著者は、ソロモンの神殿建設に至る事情を詳しく取り上げます。ダビデがこれを準備し、設計図を授け、そしてソロモンを励まして、これにあたるように仕向けた様子を説明しています。そして著者は、ダビデの言葉をかりながら、神殿建設への取り組みを繰り返し促しているのです。勇気を出して実行しなさい。強く、雄々しく、事を成し遂げなさい。恐れてはならない。主は、あなたを見放さず、あなたを見捨てず、主の宮の奉仕のすべての仕事を完成させて下さる。神が助けて下さり、神が完成さして下さると。
 歴代誌の著者が、列王記には取り上げられなかった、このダビデの時代のエピソードを詳しく取り上げるのには、それなりの意義があったというべきでしょう。というのも、この歴代誌を読んだ最初の読者は、捕囚期間後の民であり、まさに神殿の再建、イスラエルの再建に取り組んでいた者たちだからです。つまり彼らは、廃墟と化したエルサレムにあって、再建の困難に直面していました。しかし、これによってかつてあった栄光のエルサレムも、ゼロから形作られたものであったことを思わされたはずです。かつての時代はよかったなぁではないのです。あの栄光の背後にも、人知れぬ苦労があったということです。そして、神が助け完成させてくださったのだという思いがあったことでしょう。同じように、彼らもそのような信仰に立つ思いにさせられたはずです。
 信仰のないところに祝福はありません。あなたを見放さず、あなたを見捨てず、すべての仕事を完成させて下さるからだと語る主に、信頼して物事を進めたいものですね。では良き一週を祈ります。

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