カナの婚礼~喜びのために

出演者
水谷 潔
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2025.12.01
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 2章1~11節
放送日
2025.12.01

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。今週、番組を担当する、愛知県春日井市にあります春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。
今週は新約聖書のヨハネの福音書2章が記すイエス・キリストが、水をぶどう酒に変えた出来事からお話しをします。カナという名前の村で、婚礼、結婚のお祝いがありました。イエス様の母、マリアは裏方として働き、イエス様と弟子たちもそこに招かれていたようです。当時の婚礼は、何日もの間続き、長ければ1週間も続いたそうです。ところが、想定外のことが起こります。ぶどう酒がなくなってしまったのです。この頃のぶどう酒は、ぶどう酒を水で何倍にも薄めたものですが、準備していたものが尽きたのです。当時、ぶどう酒は婚礼に欠かせないものとされていました。ぶどう酒を切らせるようなことになれば、婚礼は台無しとなり、新郎の一家は、社会的な面目を失うことが予想されました。
イエス様の母親であるマリアは、イエス様に「ぶどう酒がありません」と告げます。するとイエス様は、給仕をする人たちに、そこにあった六つの大きな瓶に、一杯水を満たし、宴会の世話役のところへ持っていくように命じました。世話役は、お客さんたちに提供する前に、味見をします。瓶を運んだ人たちは、ドキドキしたことでしょう。なにせ、中身は水なのですから。ところが、世話役が味見をすると、なんと瓶の水はぶどう酒に変わっていたのです。
日々、労働に明け暮れていた当時の村人たちにとっては、婚礼は貴重な喜びの時でした。そして、ぶどう酒はその喜びに欠かせないものでした。イエス様は、その喜びが尽きないようにと水をぶどう酒に変えてくださったのです。
ラジオの前のあなたは、イエス様のことを清く正しい方だけれど、喜びをくださる方ではないと思ってらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。イエス様は婚礼の席に来られ、親族や村人と共に結婚を喜ばれました。さらに、喜びが尽きないように神様の力によって働かれました。
水をぶどう酒に変えたイエス様は、今も、あなたの喜びのために働いてくださいます。あなたの毎日が水のように味気なくても、ぶどう酒が象徴する喜びの毎日へと変えてくださいます。あなたもイエス様を信じて、イエス様と共に、尽きることのない喜びに歩みませんか。

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