東方の博士たち

出演者
高見澤栄子
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • クリスマス

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アップロード日
2025.12.13
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 2章
放送日
2025.12.13

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。モンゴルキッズの家・代表の高見澤栄子です。
今日は、イエス・キリストを拝みに、はるか東の国から来た博士たちに目を止めましょう。
東方の博士たちは、メソポタミア地方の星を研究する学者たちでした。ある日、彼らは夜空に輝く特別な星を見つけ、「これは救い主が生まれたしるしだ」と悟ります。救い主は、ユダヤの王として生まれることが預言されていました。なぜ異国の彼らが、ユダヤの王の誕生を知っていたのでしょう。
一つの可能性は、イエス・キリストが誕生するおよそ600年前、ユダヤ、すなわち、当時のイスラエルの民がバビロンに捕囚として連れて行かれた時代に、捕囚の民の中に預言者ダニエルがいたのです。彼は知恵と信仰によってバビロンの王に仕えながらも、その地の博士たちの上に立つ指導者となりました。ですからダニエルを通して、異国の地の人たちも、イスラエルの民が信じてきた「救い主」の誕生を知り、その影響で、いつか来られる救い主の約束を信じていたのかもしれません。
その希望の記憶が、ユダヤの空に星を見つめる博士たちの心に生き続けていたのかもしれません。そして、とうとうバビロンの地からその星を見つけた博士たちは、星に導かれてユダヤを目指して1700kmの旅路に出たのです。砂漠を越え、山を越え、国境を越えて。王なる神のみ子を求める心が、彼らをユダヤの地、ベツレヘムへと導きました。
星が幼子のいる家の上にとどまるのを見たとき、「彼らはこの上もなく喜んだ」と聖書にあります。そして幼子イエスを見て、ひれ伏して礼拝し、黄金、乳香、没薬をささげました。全人類を創られた神は、異国の地にいた博士たちにも語りかけ、み子イエス・キリストを礼拝する場に導いたのです。それは、全世界の救い主としてこられたイエス・キリストに相応しいことでした。
クリスマスの喜びは、世界のどこに住む人々にも届けられます。創造主である神が送ってくださった、み子イエス・キリストこそ、私たちに与えられているクリスマスプレゼントなのです。 

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