「世の光」の時間です。静岡県小山町にある、招待福音教会の伝道師、吉田真輝です。
私のストレス解消法の一つは、「お風呂でアニメを見ること」です。私は、特に冒険アニメが好きです。主人公が冒険を始めると、必ずと言っていいほど行うことがあります。それは、「仲間集め」です。聖書では、イエス・キリストも旅のはじめに、仲間として弟子たちを集めました。今日は、ナタナエルという弟子がイエス様の仲間に加わる場面を見ていきます。
イエス様が旅を始め、何人かがイエス様の弟子となった時のことでした。イエス様たちが町を歩いていると、ピリポという弟子の1人が、知り合いを見つけます。この知り合いこそ、ナタナエルです。ピリポは、ナタナエルを見つけて言いました。「私は、ついに旧約聖書が示していた方に出会いました！ナザレの町から来たイエスという人です」
すると、ナタナエルは答えます。「あのナザレからそんなすごい人が生まれるわけがない！」当時、ナザレという町は、社会的にも、宗教的にも劣った町と見られていたのです。「まあいいから来てみてください」というピリポのことばに乗せられ、ナタナエルはイエス様の元に来ました。イエス様は、ナタナエルを見て、「この人は純粋に神を求める人だ」と言われました。ナタナエルは驚きながら言います。
新約聖書 ヨハネの福音書 1章48節。
「ナタナエルはイエスに言った。『どうして私をご存じなのですか。』イエスは答えられた。『ピリポがあなたを呼ぶ前に、あなたがいちじくの木の下にいるのを見ました。』」
当時、人々は、いちじくの木の下で、聖書の話を聞いたり、神様に祈ったりしたそうです。イエス様は、ナタナエルがイエス様の元に来る前から、いちじくの木の下で、ナタナエルが神様を求める姿を見ておられたのです。こうして、ナタナエルは、イエス様の弟子となることを決心しました。
このラジオをお聞きになっているあなたは、神様を求める心はありますか。イエス様はすでに、いちじくの木の下にいるあなたを知っていてくださいます。
イエス様の仲間となる冒険が、あなたにも始まりますように。