カナの婚礼~後になっても

出演者
水谷 潔
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2025.12.04
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 2章1~11節
[新約聖書] ヨハネの福音書 2章10節
放送日
2025.12.04

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「世の光」の時間です。愛知県春日井市にあります春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。
新約聖書ヨハネの福音書の2章には、カナの婚礼と呼ばれる場面が記されています。当時の婚礼、結婚のお祝いには、なくてはならぬとされていたぶどう酒がなくなった時、イエス・キリストが水をぶどう酒に変えたことが書かれています。
当時のぶどう酒は、水で薄めたものでした。婚礼は長ければ1週間程度続き、ぶどう酒もそれなりに高価だったので、普通の村人にとっては、何日も振舞い続けることは、経済的に厳しいものだったと思われます。そのために、婚礼の席では、味覚が鈍っていく、後になればなるほど、質の悪いぶどう酒を出すということが通常であったようです。
婚礼の世話役は、イエス様が水からぶどう酒に変えてくださったものを、お客さんたちに提供する前に、味見をします。すると、世話役は驚いて、花婿を呼んで、こう言います。新約聖書ヨハネの福音書2章10節をお読みします。「みな、初めに良いぶどう酒を出して、酔いが回ったころに悪いのを出すものだが、あなたは、良いぶどう酒を今まで取っておきました」。
そうです。イエス様は、後になっても良いものを備えておられ、提供してくださる方なのです。「若い時なら、結婚する前なら、社会に出る前だったら、イエス・キリストを信じて、新しい人生を歩めたかもしれない。だけど、今さら信じたところで、これからの人生がそんなに変わるとは思えません」。人生のベテランの方から、そんな声をお聞きすることがあります。
ところが、実際には、人生の後半を歩む社会経験豊かな方が、イエス様を信じて、こんな喜びに満ちた人生があるとは知らなかったとおっしゃいます。高齢となり、人生の終わりを実感していた方が、イエス様を信じて、死を前にしながら、これほどまでに深い平安と揺るぎない希望があるのかと驚かれることもあります。
イエス様は、あなたを愛しておられます。人生の初めの方であっても後の方になっても変わることなく、良いものを備えておられます。信じるものにそれを提供しようと待っておられます。イエス様はあなたのために、尽きることのない喜び、希望、平安を備えておられます。イエス様を信じて、それを受け取りませんか。

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