カナの婚礼~困った時こそ

出演者
水谷 潔
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2025.12.03
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 2章1~11節
放送日
2025.12.03

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「世の光」の時間です。愛知県春日井市にあります春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。
新約聖書のヨハネの福音書2章には、「カナの婚礼」と呼ばれる記事があります。カナという名前の村で婚礼、結婚のお祝いがありました。当時の婚礼は長く続き、一週間続くこともあったそうですが、大変なことが起こります。途中でぶどう酒がなくなってしまったのです。当時、婚礼でぶどう酒はなくてはならぬものとされ、ぶどう酒を切らすことは、大変な恥となり、面目を失わせることでした。
さあ、困りました。その時です。婚礼の場にいたイエス・キリストの母マリアは、「ぶどう酒がなくなりました」と息子であるイエス様に告げます。すると、イエス様は大量の水をぶどう酒に変えて、この危機的な状況を乗り超えさせてくださいます。
「困った時の神頼み」と言いますが、これは悪い意味で使われることばですよね。普段は神様とは無関係で歩んでいる人が、困った時だけ神様にお願いをすることを非難することばと言えるでしょう。ですから「困った時の神頼み」が問題なのではなく、「困った時だけの神頼み」が問題なのです。むしろ、普段から神様に信頼し、神様と共に歩んでいる人が、困った時に、より強く神様に信頼することは、正しいこと、幸せなことと言えるのではないでしょうか。
一人のクリスチャンが、厳しい試練に遭いました。「神様を信じているのに、どうしてこんなことが起こるのか」、その方はそんなふうには考えませんでした。その方は、こう思ったそうです。「ああ、この時のために、神様を信じてきたんだ。神様を信じてきて本当によかった」
なぜなら、イエス様を救い主として信じるなら、その人は、試練の中にあっても、失望で終わることがないからです。水をぶどう酒に変えたように、イエス様は、自分の思いや願いを超えた方法で、試練を乗り越えさせてくださるという希望があるからです。水がぶどう酒に変えられたように、イエス様は、試練を乗り超えられる自分へと変えてくださるという希望があるからです。
ラジオの前のあなたも、困った時にこそ、信じてきたよかったと言えるその方を信じてみませんか。水をぶどう酒に変えた方を信じて、歩みませんか。

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