カナの婚礼~しるしとして

出演者
水谷 潔
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

もっと詳しく見る

アップロード日
2025.12.05
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 2章1~11節
[新約聖書] ヨハネの福音書 20章31節
放送日
2025.12.05

いいね登録

     登録数:0

いいねリストを見る

「世の光」の時間です。愛知県春日井市にあります春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。
新約聖書ヨハネの福音書2章には、「カナの婚礼」と呼ばれる記事があります。カナという村で婚礼、結婚のお祝いがありました。当時の婚礼は、長ければ1週間ほど続くもので、ぶどう酒は婚礼にはなくてはならないものでした。ところが、ぶどう酒がなくなります。実は、婚礼でぶどう酒を切らすことは、大変な恥とされ、花婿一家が面目を失うことを意味していました。
しかし、イエス・キリストは、そこにあった水がめに水を満たすよう命じて、その水をぶどう酒に変えられました。こうしてぶどう酒を切らさずに済んだのですが、この出来事について聖書はこう説明しています。新約聖書ヨハネの福音書2章11節をお読みします。「イエスはこれを最初のしるしとしてガリラヤのカナで行い、ご自分の栄光を現された。それで、弟子たちはイエスを信じた」
水がぶどう酒に変わるという超自然的な現象について、聖書はそれを「しるし」であると説明しています。「しるし」の意味の一つは、「矢印」です。矢印の目的は、矢印自身を見てもらうことではありません。それを見た人を矢印の方向へと導くことです。「出口はこちら」「エレベーターはあちらです」と、それを見た人を目的地まで導くのが矢印の目的です。
では、ヨハネの福音書に登場する「しるし」は、見た人をどこに導くのでしょう。同じくヨハネの福音書20章31節は、しるしの目的をこう書いています。「これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるためであり、また信じて、イエスの名によっていのちを得るためである」
水がぶどう酒に変わったことは、驚くべきことですが、それは「しるし」です。その目的は、超自然的な現象を見た人が、イエス様が神の子、救い主であることを知って、イエス様の方に向かって歩み出すことです。そして、イエス様と出会い、信じ、永遠のいのちをいただくことです。
水がぶどう酒に変えられたことは、イエス様が神の子、救い主であることを指し示す「しるし」です。あなたも、イエス様の方に向かい、イエス様と出会い、信じ、永遠のいのちをいただきませんか。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ