みことばのともしびを携えて

出演者
吉田真輝
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2025.11.24
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 119篇105節
放送日
2025.11.24

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「世の光」の時間です。静岡県小山町にある、招待福音教会の伝道師、吉田真輝です。
私には3歳と1歳の息子がいます。2人ともアンパンマンが大好きで、車でもお風呂でも寝る前でも、アンパンマンの歌を歌います。私は「ああ懐かしいな」と思いつつ、一緒に歌ってみると、意外と歌詞を覚えているんですよね。歌として頭に残ると、いつまでも忘れないものです。あなたも、幼い頃に歌った歌を、今でも歌えるのではないでしょうか。
旧約聖書にも、ユダヤ人が幼い頃から歌った詩があります。今日は、その中から一節を紹介したいと思います。詩篇119篇105節。
「あなたのみことばは 私の足のともしび 私の道の光です」
私は、神奈川県の川崎で生まれ育ち、今年、静岡県の小山町に引っ越しました。都会の川崎は、お店や車の光で、夜になっても、町はとっても明るいです。しかし、小山町に引っ越してからは、夜は真っ暗です。
聖書の時代もまた、夜になると町は真っ暗になりました。今では、懐中電灯やスマホの明かりがありますが、聖書の時代、夜になると、人々は「ともしび」を持ち歩きました。「土で出来たランプ」と言うと、想像しやすいかもしれません。それはどのようなものかと言うと、「土で出来た器」に、油と燃やすための芯が入っていて、器の先から火が出て、周りを照らすようになっていたのです。ともしびは、懐中電灯のように遠くまで照らすことはできず、人々は1歩先を照らしました。1歩先しか見えないわけですから、少し前を照らして1歩進み、また少し前を照らして1歩進む。そうやって、「ともしび」を用いて、暗い中を1歩1歩、歩いたのです。先ほどお読みした詩篇では、「聖書のみことばは、ともしびのようだ」と言います。私たちの人生が真っ暗だったとしても、1歩ずつ、でも、確かに足元を明るく照らしてくれる。それが、聖書のことばなのです。
あなたの人生は、今、明るい昼ですか。それとも、暗い夜ですか。聖書のことばは、あなたが今どんなに暗い夜を過ごしていても、1歩先を温かく照らしてくれます。みことばのともしびを携えて、また1歩、あなたが歩むことができますように。

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