主を恐れることの意味⑥

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2025.11.01
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 箴言 1章7節
[旧約聖書] 詩篇 14篇1節
放送日
2025.11.01

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「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。
今週は、旧約聖書の箴言1章7節のことば「主を恐れることは知識の初め。愚か者は知恵と訓戒を蔑む」このことばを中心にお話しをしてきました。主を恐れることは、神様を怖がって恐れる、びくびくするという意味ではありません。人間のあるべき姿、それは、人は神様によって作られた存在であって、神様を恐れ敬い生きていくことこそ、生きていくための知識のはじめとなるのだと聖書は教えています。
そしてですね、「愚か者は知恵と訓戒を蔑む」とも書かれていますよね。なんと箴言には、「愚か者」ということばが81回もでてくるのです。でも、この愚か者とは、学校の勉強ができないとか、計算ができないとか、そういうことを言っているのではありません。実は、人は本来、愚か者なんですね。わかっているようでわかっていない、強そうに見せたがるけれど、実は弱い。しかし、それをなかなか認めようとしない、そんな癖を持っているんです。旧約聖書の詩篇14篇1節には「愚か者は心の中で『神はいない』と言う」このようにストレートなことばが記されています。聖書で「愚か者」と言われている人は、時には、王様であったり、この世においては成功者であったりさえします。神様を無視し、背を向けて生きる生き方そのものに対して、その人の功績に関係なく聖書は「愚か者」と、きっぱりと語るのです。イエス・キリストが、ある時こんなたとえ話をなさいました。ある金持ちの畑が大豊作になったという話なんです。彼はすぐに考えました、「そうだ、今ある倉を取り壊して、もっと大きな倉を建てよう。そして、そこに穀物と財産をしまっておこう」そして彼は自分に言いました。「たましいよ。安心しろ。これから先何年分もいっぱいものがためられた。安心して、食べて、飲んで、楽しめ」こう言ったんです。この世の成功者です、決断力もある優秀な人でした。しかし、なんと神様は彼にこう告げるのです。「愚か者!」と。あなたは、この地上において、きちんとした人生の設計や計画を持つことができるのに、どうして永遠の視野をもって生きていこうとしないのか、それは愚か者だといわれたのですね。
箴言のことばを思い出してください。「主を恐れることは知識の初め。愚か者は知恵と訓戒を蔑む」神様を恐れ敬いながら、聖書のことばによって人生の土台を築いていただきましょう。

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