分けたら増えるし、喜びも増える?

出演者
水谷 潔
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2025.09.16
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 6章9節
放送日
2025.09.16

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「世の光」の時間です。愛知県春日井市にあります春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。
人間の心を持たない鬼が、人間から、心の豊かさを学ぶというコマーシャルがテレビで流れています。鬼が「心の豊かさとは?」と問いかけると、人は「分け合うこと」と答えます。「分けたら減るだろう」と鬼が言うと、人は「でも、喜びは増えるでしょ」と答えます。
実は、聖書は分け合ったら減らずに増えて、喜びも増えたという出来事を記しています。イエス・キリストのお話を聞こうと男性だけでも5000人が集まっていました。イエス様は弟子の一人であるピリポに「どこからパンを買ってきて食べさせようか」と問いかけます。ピリポは、5000人もいるわけですから、とても足りないと答えます。
すると、別の弟子、アンデレがイエス様に言います。新約聖書ヨハネの福音書6章9節をお読みします。「ここに、大麦のパン五つと、魚二匹を持っている少年がいます。でも、こんなに大勢の人々では、それが何になるでしょう」
この答えを受けて、イエス様は、少年が持っていた5つのパンと2匹の魚を取り、感謝の祈りをささげてから、人々に分け与えます。すると、5000人以上の人が満腹したというのです。しかも、余ったパン切れを集めると12のかごにいっぱいになったのです。
具体的に何が起こったのかを聖書は事細かに記してはいませんが、少年の差し出した五つのパンと二匹の魚は、どうも超自然的に、分け合っていったら増えていったようです。自分のお弁当を自分一人で食べたら、一人が満腹して終わったでしょう。しかし、他の人と分かち合うことを願い、イエス様に差し出した時、一人分のお弁当は、想像を超えて多くの人たちを満たしました。
2000年前と同じく、今もイエス様は、私たちが差し出す小さなものを祝福し、大きく用いてくださいます。食べ物、持ち物、お金、時間、労力など、それらを必要としている人たちに分け合おうとイエス様に差し出すなら、それは誰かを満たし、そのことは自分にとっても喜びとなります。
多くのものを持ちながら、不平不満ばかりの人生もあれば、少ないものを持ちながら、分け合う喜びの人生もあります。あなたもイエス様を信じて、分け合う喜びの人生を歩みませんか。

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