あなたは赦されている
- 出演者
- 齋藤航大
- 制作
- PBA 太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
- タグ
-
- 不安や恐れを感じているとき
- 人を許すことが出来ないとき
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- アップロード日
- 2025.06.17
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
-
[新約聖書] マタイの福音書 6章12節
- 放送日
- 2025.06.17
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。山形県酒田市にあります酒田キリスト教会の牧師、齋藤航大です。
このラジオを聴かれているあなたの心が今日も元気になりますように、短いお話をお届けします。
今日は、「あなたは赦されている」というお話しです。
私は小学校1年生の頃に、父親の財布から千円札1枚をくすねてしまったことがありました。それは特別何か欲しいものがあったからではありませんでした。ただ、自分になかったものが欲しい、そんな出来心からでした。もちろん見つかり、叱られました。当然の報いです。しかしそれ以上、父は何かにつけて私の盗みの話を持ち出すことはありませんでした。叱られましたが、その怒りという報いを受けたので、最後には赦されたのです。
さて、ある人は取り返しのつかない悪事を働いてしまったり、悪さをして後で心から反省しても、相手が一向に赦してくれないことがあります。ある者は当初そんなに悪いことだと思っていなかったり、または、ついに心の限界を迎えて思い切ってやってしまった、などと他にも簡単に赦されないような理由や動機で悪事に手を染めてしまう人も、大変悲しいですが、少なくないでしょう。そういう方達は社会的な制裁を従順に受けることで、その報いを受け、正義が成立されます。
しかし聖書を読むとどうでしょう。この世界にいるすべての人が、実は神の前では罪人であると書かれています。それは人間が作った法律を犯したか否かという基準ではなく、天の父である神を知らない生活をしていること自体が罪であるというのです。この罪は行いによってはなくならず、自分でどうにかすることができないものであって、最終的には人は罪と共に滅びる運命でした。しかし、そうはさせまいと言わんばかりに、イエス・キリストは十字架にかかって死なれ、神の怒りを私たちの代わりに受けられたのです。
だからイエスは弟子たちにこう教えました「私たちの負い目をお赦しください。私たちも、私たちに負い目のある人を赦します」と。私たちは神を知らずに歩み、人間中心の社会にいるからこそ、人を人とも思わぬ犯罪が後を絶ちません。そんな悪がなくなっていくためには、自らが赦された存在であることを思い出したいのです。あなたは神に愛され、赦されている。ですから私たちは互いに赦しあい、愛し合うことを実践していきたいですね。
このラジオを聴かれているあなたの心が今日も元気になりますように、短いお話をお届けします。
今日は、「あなたは赦されている」というお話しです。
私は小学校1年生の頃に、父親の財布から千円札1枚をくすねてしまったことがありました。それは特別何か欲しいものがあったからではありませんでした。ただ、自分になかったものが欲しい、そんな出来心からでした。もちろん見つかり、叱られました。当然の報いです。しかしそれ以上、父は何かにつけて私の盗みの話を持ち出すことはありませんでした。叱られましたが、その怒りという報いを受けたので、最後には赦されたのです。
さて、ある人は取り返しのつかない悪事を働いてしまったり、悪さをして後で心から反省しても、相手が一向に赦してくれないことがあります。ある者は当初そんなに悪いことだと思っていなかったり、または、ついに心の限界を迎えて思い切ってやってしまった、などと他にも簡単に赦されないような理由や動機で悪事に手を染めてしまう人も、大変悲しいですが、少なくないでしょう。そういう方達は社会的な制裁を従順に受けることで、その報いを受け、正義が成立されます。
しかし聖書を読むとどうでしょう。この世界にいるすべての人が、実は神の前では罪人であると書かれています。それは人間が作った法律を犯したか否かという基準ではなく、天の父である神を知らない生活をしていること自体が罪であるというのです。この罪は行いによってはなくならず、自分でどうにかすることができないものであって、最終的には人は罪と共に滅びる運命でした。しかし、そうはさせまいと言わんばかりに、イエス・キリストは十字架にかかって死なれ、神の怒りを私たちの代わりに受けられたのです。
だからイエスは弟子たちにこう教えました「私たちの負い目をお赦しください。私たちも、私たちに負い目のある人を赦します」と。私たちは神を知らずに歩み、人間中心の社会にいるからこそ、人を人とも思わぬ犯罪が後を絶ちません。そんな悪がなくなっていくためには、自らが赦された存在であることを思い出したいのです。あなたは神に愛され、赦されている。ですから私たちは互いに赦しあい、愛し合うことを実践していきたいですね。
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