「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。山形県酒田市にあります酒田キリスト教会の牧師、齋藤航大です。
このラジオを聴かれているあなたの心が今日も元気になりますように、短いお話をお届けします。
キリスト教の聖書が、私たち一人一人がどのような存在として神様の目に映っているのか、どうかこの時間、いっしょに考えてみませんか？
実は教会では子ども達へ、聖書とは何かを教える時に「神様からのラブレター」という表現が使われることがあります。現に私は子どもの頃に教会でそのように聞いて育ちました。それもそのはず、聖書とはまさに「神の愛が人に何をもたらしたのか」を知るための本だからです。
でも、そもそも神様って目に見えないじゃないか。確かに。私たちも誰かへ自分の愛する気持ちを表すためには、何かしらの見える形にして送られなければ、相手には伝わりません。だから人は、声に出して告白したり、手紙を書いたり、またはその人を大切にしていることが分かる行動を通して、愛を伝えようとしてきましたよね。　
そこで、あなたにも分かるように神様は目に見える形であらわれてくださったというのが、イエス・キリストと呼ばれる方であって、また私たちへの愛をあらわすために、十字架にかかって死なれ、そしてよみがえられた、というのです。牧師の私が言うのものなんですが、なんて信じがたい出来事でしょうか。でも、イエス・キリストは十字架にかかられる前、愛についてこのように言っておりました。
　「人が自分の友のためにいのちを捨てること、これよりも大きな愛はだれも持っていません。」ヨハネの福音書15章13節。
あなたは今まで誰かのおかげで命拾いをする経験をされたことはありますか？それともその逆で、誰かのために命をかけてその人を守ったことはありますか？そのような命懸けの愛こそ、偉大な愛であると、神様は聖書を通して教えてくれています。
たとえばあなたが、自分は愛されていないと感じる。必要とされていないと感じて寂しい気持ちになることがありましたら、どうかこの神の愛を思い出してほしいと願います。聖書を書いた人々の証言によれば、神はおられ、あなたを愛している、あなたを必要としているというのですから。キリスト教会はそんなイエス、神の愛をあなたに伝えたいと願っている場所です。いつでも教会へお越しください。私たちもあなたを捜しております。