視点を移すと見方が変わる

出演者
阿部頼義
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 眠れないとき
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2025.05.15
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] ハバクク書 3章18節
放送日
2025.05.15

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「世の光」の時間です。私は神奈川県海老名市にあるグレースガーデンチャーチ牧師の阿部頼義です。今日は「視点を移すと見方が変わる」というテーマで聖書からメッセージをお届けします。
皆さんは、八方塞がりだと感じるような経験をしたことはありますか。「ああ、やれることは全てやったのに全く事態が変わらない。むしろ悪くなってしまった」このように、程度の差こそあれ、皆さんも様々なピンチを経験されたことがあると思います。
そのような時、目の前の事実や他人を変えることはできませんが、自分自身の視点を少し変えることで、気持ちが楽になることがあるかと思います。視点をほんの少しだけ移すと、物の見方が変わり、物の見方が変わると、問題が、そこまで重要な問題ではなくなるということがあるのではないでしょうか。あるカウンセラーは、これを問題の解決ではなく解消だと言い表しています。
聖書の中にも、同じようにして、八方塞がりの状況を乗り越えた人物がいました。それは、ハバククという預言者でした。彼は、信仰心の強い人物でしたが、そんな彼でも、残虐な大国が勢力を伸ばし自分の国が攻められようとする中で、「どうすればいいんだ!なぜ神は沈黙しているのか」と、神に対し、不信感と不満をぶつけたのです。
そのような彼に、神は答えられました。「どんなに悪が蔓延るような状況でも、背後で神が守っているのだと。そして、どのような状況でも神を信頼して生きることが大切だ」と。このことばを聞いた時、彼の物の見方が変えられました。目の前の現実は悪くなる一方だけれど、その背後に正義の神が働いておられることを知ったからです。
彼の視点は変えられ、信仰によって、困難の中でも希望を見出すことができるようになったのです。目の前の問題は何一つ解決されてはいませんでしたが、彼の心の中では、信仰によって問題が解消されていったのです。
皆さんの中には、今、八方塞がりで、どうしたらよいか分からないと感じている方がいるかもしれません。でも、聖書は、「神は、あなたを決して見捨てない。神はあなたと共にいる」と約束しています。問題に目を留めるのではなく、問題の背後に働かれる神を信じて進んでいきたいですね。

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