神がともにいる③

出演者
山下 亮
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき

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アップロード日
2025.03.26
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] イザヤ書 46章4節
放送日
2025.03.26

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「世の光」の時間です。愛知県安城市にある、安城中央キリスト教会の牧師、山下亮です。
様々な区切りや節目を迎えることの多い、3月末の時期となりました。そのような中で、あなたは、この春、何らかの役割を終えて手放していくという経験をされるでしょうか。あるいは役割を終えるということにおいて、どのようなことが印象に残っているでしょうか。
私にとって、印象に残っていることの1つは、6年10ヶ月勤めた会社を自主退職したときのことです。キリスト教会の牧師として働くことを志して、牧師を養成するための教育機関で研修を受けることにしたのです。退職した直後の月曜日に、なんとも言えない脱力感を経験しました。幸いにも、すぐに立ち直ったのですが、心のどこかで「労働をして、何かしらの貢献をしている」ことが「自分自身の存在意義のすべて」のように錯覚していたのでしょう。
あなたも、何らかの役割や貢献が、自らの存在意義のすべてとなっていることはないでしょうか。もしそうであるならば、やがてそれらすべてを手放すときに、あなたはどのように自らの存在意義を見出していくのでしょうか。
聖書の中には、次のような神様のことばが記されています。
 「あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。
あなたがたが白髪になっても、わたしは背負う。
わたしはそうしてきたのだ。わたしは運ぶ。背負って救い出す」
これは、聖書のイザヤ書46章4節に記されていることばです。神様は私たちの存在意義を、役割や貢献によって判断されるお方ではありません。たとえ年を重ねて、かつて出来ていたことが出来なくなっていったとしても、神様は私たちを背負って、救い出してくださるのです。
もし、あなたが、これまで担っていた役割を手放すことで、自らの存在意義を見失い、空しさを経験するようなことがあるならば、ぜひ、この聖書のことばを思い出してください。今日も、神様はあなたが存在しているそのことを喜んでくださっています。あなたを背負って救い出してくださる、神様の招きに応えて、神様とともに歩むことができますようにお祈りしています。

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