いつでもやり直せる

出演者
福井 誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2024.10.14
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 3章2節
放送日
2024.10.14

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「世の光」の時間です。福井誠です。しばらくぶりですが、リスナーの皆様、お変わりございませんか。今週は、新約聖書のマタイの福音書から共に読んでまいりたいと思います。聖書を読むことが楽しくなることを願っています。今日は「いつでもやり直せる」と題してお話します。新約聖書マタイの福音書3章2節からお読みします。 

「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」 

バプテスマのヨハネと呼ばれた預言者が語ったことばです。彼は、救い主イエス・キリストにバプテスマ、つまり洗礼を授けた人物でした。
以前、イスラエルに旅をして、その場所を訪れたことがあります。陸路を通って、ヨルダンからイスラエルに入国する際に、アレンビー橋、またの名をキング・フセイン橋と呼ばれる橋を通りましたが、その近くに、イエスがバプテスマを受けたとされる場所があるのです。当時の面影はどれほどあるのかなとも思いますが、今でも、ヨルダン川沿いのその場所は、閑散とした荒れ地です。
そこでかつて、バプテスマのヨハネは、らくだの毛の衣をまとい、腰に皮の帯を締め、声を張り上げていたのだな、と思わされました。「悔い改めよ。天の御国が近づいたから」と。メッセージも粗削りで、あなたの生き方を悔い改めよ、とストレートに語っていたのです。
興味深いのは、ヨハネは、ユダヤ人に向かってこれを語ったことです。当時悔い改めが必要なのは、ユダヤ人以外の民族だと考えられていました。ですから悔い改めに基づくバプテスマも、ユダヤ人以外の民族がユダヤ教に改宗する際に授けられるものでした。ところがヨハネは、これを悔い改めるユダヤ人に授けたのです。 
大切なのは、悔い改めが批判的なことばではなかった、ということなのでしょう。信仰は、悔い改めの連続です、これで十分ということはありません。神も、心を入れ替えて、人生を修正したいと思う者に対して、いつでも受け入れて、励まし、力となり、後押ししてくださるお方です。悔い改めは、いつでもやり直せる恵みの機会なのです。

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