宇宙の始まり~あなたよ、あれ。と願う神~

出演者
井本祐介
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2024.08.26
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 創世記 1章3節
放送日
2024.08.26

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「世の光」の時間です。東京都羽村市にある、おざく台キリスト教会の牧師、井本祐介です。平日は、中学と高校で理科の教師もしています。 
最初に聖書のことばを読みます。創世記1章3節「神は仰せられた。『光、あれ。』すると光があった」 
みなさんは「ビッグバン」ということばを聞いたことがありますか?この世界、宇宙は、何もないような小さな点から、エネルギーや光が急速に広がって始まった、そう主張したのは、天文学者であり、カトリック教会の司祭でもあった、ジョルジュ・ルメートルでした。 
無限の宇宙が、無のような状態から広がり始まった…人々はその説に驚き、あの天才アインシュタインですら最初は信じられなかったそうです。「ルメートルは司祭だから、キリスト教の話を科学に持ち込んだのだ」そう誤解もされました。 
けれど、ルメートルの説は、正しかったのです。宇宙は「光よ、あれ」という聖書のことばのように、何もないような状態から広がって生まれたのです。 
そして、このことばは、宇宙の始まりの出来事を美しく表すだけではなく、その出来事の意味をも私たちに教えてくれます。 
聖書には、ただ偶然に光が生まれた、とは記されていないのです。光は、この世界は「光よ、あれ」と、願われて生まれた、そう記されています。 
 私たちは、偶然、結果的に、意味もなく、今ここにいるのではないのです。聖書は「光よ、あれ」「世界よ、あれ」「あなたよ、あれ」そう願われて、今の私たちがあるのだ。そう教えてくれます。私たちは、生きていることを、存在することを、今ここにあることを、神に心から願われたのです。 
あなたなど、居ても居なくてもどちらでもいい、役に立てばいてもいい、迷惑をかけるならいらない、そんな悲しいことばや考え、態度が、この世界には溢れています。 
けれど、そうではないのです。この世界は、私たちは、今この瞬間も、神に願われ、存在を心から喜ばれて、今ここにいるのです。今日も「光よ、あれ」「あなたよ、あれ」そう心から願っている神様がいるんだ、そんな安心感に支えられて、一日を過ごすことができますように。 

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