あなたも安心して眠ることができる

出演者
安井 聖
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 死や命について考えているとき
  • 眠れないとき

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アップロード日
2024.08.02
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 121篇3節
放送日
2024.08.02

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「世の光」の時間です。私は、東京・新宿区にある、西落合キリスト教会の牧師、安井聖です。
はじめに、旧約聖書詩篇第121篇3節のことばを口語訳聖書で朗読します。「主はあなたの足の動かされるのをゆるされない」。 何と力強いことばでしょう。私たちが信じている神は、天と地、私たちが生きているこの世界のすべてのものを造り、支配しておられるお方です。この神がお許しにならない限り、どんな出来事も起こりません。そして聖書は語りかけます。主なる神は、あなたの足が揺り動かされ、倒れてしまうのを、決してお許しにならない。神がお許しにならないのだから、あなたに災いが起こるなんてことあり得ないだろう。
ブラームスの子守唄の歌詞に、このようなことばがあります。「朝が来て、神がお許しくださるなら、おまえは目覚めるよ」。私たちはごく当たり前のように、寝床に就いても明日の朝には必ず目を覚ます、そう思っています。でもこの歌はそんなふうに考えていません。神がお許しくださるから、明日、目覚めることができる。でももし神がお許しにならないとしたら…そんなふうに考え始めると、この歌はとても厳しい事柄を歌っているように思えます。でも、これは子守唄です。あなたのいのちは神の大きな御手の中にあるのだから、安心してお休みなさい、そう子どもに歌いかけているのです。
私たちは誰一人として、明日自分がどうなるかを前もって知ることなどできません。しかし、たとえ明日どうなろうとも、私たちを愛し、私たちのためにどんな犠牲をも惜しまれない神が、大きく温かな御手で私たちのいのちをしっかり握りしめていてくださる。生きている時だけではなく、死ぬ時にも、死を超えて、神がその大きな御手の中で私たちを生かしていてくださる。だからこそ、私たちは安心して生きていくことができる。夜、安心して床に就くことができるのです。

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