『ナイアガラの滝』の所有者の息子 木村清松

出演者
岩井基雄
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2023.08.19
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 121篇2、3節
放送日
2023.08.19

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「世の光」の時間です。お元気ですか。岩井基雄です。
この土曜日は、歴史の中を歩んだクリスチャンの生涯から学んでみましょう。今日は、神の愛を世界に届けた木村清松についてです。
明治 7 年、新潟県五泉町の醸造業の家に生まれた清松は、小学校を卒業後、新潟県最初のキリスト教主義の男子校・北越学館に入学します。 内村鑑三 が短期間、仮の教頭を務めた北越学館で多感な時期を過ごした清松は、聖書が語る神の偉大さとキリストの愛に出会います。そして 17 歳の時、 新島襄 によって導かれた 堀貞一 によって、清松は洗礼を受けるのです。
20歳で清松は、アメリカに渡り、一時は救世軍に入隊。その後、ジャパニーズ・ミッションという寄宿舎で英語と聖書を学び、さらに太平洋大学で学びます。25歳でシカゴの ムーディー聖書学院 に入学。聖書の学びを深め、伝道者となる準備をします。
そして2年後、正式に牧師になりました。次の年に結婚した清松は、31 歳で中国から伝道を開始し、世界で神様の愛を宣べ伝えたのです。
 その働きの中でのことです。 34 歳となった清松は、北アメリカのバッファローの教会で説教した後、壮大なナイアガラの滝を見に行きました。あるアメリカ人から「こんな大きな滝は日本にはないだろう」といわれた清松は「このナイアガラの滝は、俺のお父っさんが創ったのだ。」と語ったのです。「お前はインディアンの子孫か?」と問われた清松はこう答えます。「わが父は天地を創造された神である。私はクリスチャンとなって、その子どもとされた。ゆえにこの滝も、わが父・天のお父様のものだ 」と。
 感銘を受けたこの人は、次の日曜日に自分の教会に来てほしいと願い、了承されると早速、デトロイト新聞に「ナイアガラの滝の所有者の息子来る」との広告を出し、教会にはあふれるほどの人々が押し寄せたというのです。
 彼は日本でも、神の愛とイエス・キリストの福音を語り、多くの青年たちの人生に変革を与えたのです。神の偉大さと愛に生かされる人生は、大いなる祝福を人々に与えるのです。
 聖書のことば。「私の助けは主から来る。天地を造られたお方から。主は あなたの足をよろけさせず あなたを守る方は まどろむこともない。」(旧約聖書 詩121篇2~3節)

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