ゴミ置き場が花の名所に

出演者
水谷 潔
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2023.08.10
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 30篇11節
放送日
2023.08.10

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「世の光」の時間です。愛知県春日井市にあります、春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。
山形県天童市を流れる立谷川の河原には、約3万株の芝桜が咲き、毎年6万人もの観光客が訪れます。しかし、以前そこは、洗濯機や家具などが散らばる不法投棄の場所でした。お孫さんのために田舎に家をと願った田所三男さんは、立谷川付近に自宅を購入するのですが、2005年に、末期がんで余命三ヶ月との宣告を受け、会社を退職します。
やがて、田所さんは、地元の反対を受けながらも、荒れた河原を一人で整備し始めます。その思いと努力が人々を動かしたのでしょう。2012年には、地元ボランティアが結成されます。その翌年のこと、田所さんは他界されます。しかし、田所さんの死後も、地域の人々に、その意志は引き継がれ、今日に至っているそうです。
かつての不法投棄の場所は、芝桜が咲く河原となりました。ゴミ置き場は花の名所へと変えられたのです。このお話を聞いたとき、私はひとつの聖書のことばを思い浮かべました。旧約聖書、詩篇30篇の11節をお読みします。「あなたは私のために 嘆きを踊りに変えてくださいました。 私の粗布を解き 喜びをまとわせてくださいました。」
「あなたは私のために 嘆きを踊りに変えてくださいました。」とあるように、神様は信じる者の嘆きを踊りへと変えてくださる方です。続いて「私の粗布を解き 喜びをまとわせてくださいました。」と書かれています。粗布とは悲しみをあらわす衣装です。ですから、神様は悲しみの装いから喜びの装いへと、私たちを着替えさせてくださる方なのです。
そうです。聖書が示す神様を信じ、ともに歩むなら、ゴミ置き場が花の名所になったように、あなたの人生の風景も変わります。あなたの嘆きは踊りに置き換わります。あなたは悲しみから喜びへと着替えることができるのです。
田所さんの意志が、地元の方々に引き継がれたように、キリスト教会は、この神様の恵みを引き継いでいます。そして、あなたがこの神様に出会うお手伝いをしています。どうかお近くのキリスト教会に行かれるように、お勧めします。

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