歌舞伎界での異例の存在

出演者
水谷 潔
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2023.08.08
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 1章12節
放送日
2023.08.08

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「世の光」の時間です。愛知県春日井市にあります、春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。
「ラブリン」の愛称で親しまれている歌舞伎役者、片岡愛之助さんをご存知でしょうか。実は、愛之助さんは歌舞伎界では異例の存在です。歌舞伎の世界は世襲制で、歌舞伎役者になる人たちは、歌舞伎役者の家系に生まれた男性ばかりです。
しかし、愛之助さんは歌舞伎の家系ではありません。一般家庭で生まれ育ちました。にもかかわらず、歌舞伎の世界で活躍しています。それは、子役としての名演に目を止めた片岡家から歌舞伎界に招かれ、後に養子縁組をしたからなのです。養子縁組をすれば、歌舞伎役者の子どもとなり、歌舞伎役者になれるのです。
愛之助さんのことを知って、ひとつの聖書のことばを思い出しました。それは、新約聖書、ヨハネの福音書1章12節です。ヨハネの福音書1章12節は言います。「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった。」
「この方」とは、救い主イエス・キリストのことです。聖書は、イエス様を信じ受け入れなら、だれでもが神の子になれると宣言しています。本来、「神の子」になるには、神の家系に生まれるしかありません。私たち人間は、誰もが神様を離れて生まれ、神様に背を向けて歩んでいます。しかし、そのような私たちも神の子となる方法があるのです。それが養子縁組です。
新約聖書のローマ人への手紙には「子とされる」ということばが、「神の子とされる」ということばがあるのですが、それは、「養子縁組」を意味する当時の法律用語だそうです。イエス様は、十字架に架かり、ご自身のいのちを差し出して、分断していた神様と私たちの間を橋渡ししてくださいました。養子縁組を通して神の子とされる道を開いてくださったのです。
「私が神の子なんて」「自分にはそんな資格はない」あなたは、そう思われるかもしれません。しかし、神様は、あるがままであなたを愛し、これまでどのような歩みをしてきたとしても、それを全て不問としてくださり、喜んで子として受け入れてくださいます。
天の父である神様から、豊かな愛を受けて、喜びと平安に満たされながら、この神様の愛に応えて生きていく。そんな神様の子として歩んでいきませんか。

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