イエスを殺そうと計る

出演者
板倉邦雄
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 人を許すことが出来ないとき

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アップロード日
2023.07.12
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 5章18、19節
放送日
2023.07.12

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。
今日は「イエスを殺そうと計る」という題でお話ししましょう。ヨハネの福音書5章18~19節です。
人殺しは、憎しみと怒りを持った心から生じてきます。ユダヤ人の指導者たちは、イエス様の言動を聞いたり、目撃する中で、ますますイエス様を殺そうと計るようになりました。
第一の理由は、イエスが安息日を破ったからでした。「安息日に荷物を運んではならない」と旧約聖書に書かれてあるのに、イエス様は平気で安息日に病人を癒しただけではなく床を取り上げて歩きなさいと命じられました。自分の寝床とは言いましても、安息日に荷物を運んではならなかったのです。
そうした禁止事項を破るイエス様の言動に、指導者たちは激しく怒り狂いました。もう一つ、指導者たちが腹を立ててイエス様を殺そうと計画した理由は、イエスが「神を自分の父である」と発言したことです。「わたしの父は今に至るまで働いておられる。わたしも働くのである。」とイエス様は自分と神を等しくしました。私は父なる神の息子であると言い切っているからです。
これは、まさに神に対する冒涜でした。人の子である大工の息子イエスが自分を神だと言っているのですから、不敬罪にあたります。神は唯一なのに、もうひとりイエスという人物が神なのでしょうか。そこで、イエス様はユダヤ人指導者たちに答えられました。その答えが19節です。「よくよくあなたがたに言っておく。子は父のなさることを見てする以外に、自分からは何事もすることはできない。父のなさることであればすべて、子もそのとおりにするのである。」
息子は父親のやることを見て真似をしてやるものですね。今イエス様は天の父が安息日に癒しの働きをしているのをみて、病人を癒したのです。ですから、天の父が喜ばれることであれば、息子の私が同じことをするのは当然ですとイエスは言われました。
ところで、今日、私たちの心は人に対する怒りと憎しみでいっぱいでしょうか。それとも、天の父なる神様に喜ばれたい心を持っているのでしょうか。

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