お金のあるなしではない

出演者
福井誠
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2023.06.28
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 箴言 19章1節
放送日
2023.06.28

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。
「継続は力なり」日々、聖書を手に取り、心の糧とするなら自然に養われてくるものがあるものです。今日は「お金のあるなしではない」と題してメッセージをいたします。初めに聖書のことばをお読みします。
「貧しくても誠実に歩む者は、唇の曲がった愚かな者にまさる。」
旧約聖書 箴言19章1節
19章の鍵となることばは「貧しい者」です。どうやら貧しい者にも2つのタイプが考えられているようです。ひとつは、貧しくても堅実に人生を築き上げようとするタイプ。もうひとつは、貧しさの中で、是が非でも金持ちになりたいと欲望丸出しのタイプです。
既に著者は、箴言の中で、人間にとって決定的に重要なのは、人柄や品格というべきものであって、お金や物のあるなしではないと語ってきました。ですから、著者は2つのタイプの内「貧しくても誠実に歩む者」を高く評価しています。人間お金のあるなしではないのです。
ですから、金持ちについても、2つのタイプの金持ちを想定しています。つまり、持っている財産を正しく活用することのできない金持ちと自分の財産を神様に与えられたものと心得てこれを忠実に管理しようとする金持ちです。
人間は、お金のあるなしで、評価されることがあります。しかし、本当の価値は、お金のあるなしでは決められないものです。実際、人の価値はお金では測れず、物のあるなしによらない人間の満足や幸福もあるのです。そもそも、人は裸で生まれて裸であの世に帰っていきます。人は物を持った自分を評価しますが、親と子が別物であるように、人と物も別物です。親が子によって評価されたいと思うのは、子が自慢に値する時だけです。
結局問われるのは、裸身の人間としての価値でしょう。貧乏人も金持ちも、人間としての品格が問われているのです。
では、今日もよき一日となるように祈ります。

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