神の知恵に聴く-6 箴言28:21

出演者
原田憲夫
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 人を許すことが出来ないとき

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アップロード日
2023.06.17
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 箴言 28章21節
[旧約聖書] 申命記 10章17、18節
放送日
2023.06.17

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。今週担当しています巡回宣教使・原田憲夫です。
今日は、「神の知恵」旧約聖書 箴言へ、皆様をご案内したいと思います。箴言28章21節をお読みします。「人を偏り見るのは良くない。人は一切れのパンで背く。」
ある聖書学者が興味深いことを語っています。「聖書の中での箴言の役割は、敬虔さに仕事着を着せて、敬虔さを実生活に生かすことである。」
以前、私はフランクフルトの友人に連れられて、有名な広場で片手に剣、片手に天秤を持った、いわゆる「正義の女神ユースティティア」と呼ばれる像を見ました。
「ユースティティア」とはラテン語で「正義」を意味し、英語のjustice(正義、公正)の語源と言われます。興味深いのは、海外のこの像の多くは目隠しをされているということです。今日の箴言のように、「偏り見ること」や「一切れのパンで背くこと」による過ちや危険を避ける姿です。
2022年2月、ある大国の軍隊が、隣接する国の境界線を越えて侵攻するという衝撃的な出来事が起こりました。その国の指導者の発言は、まさに偏見が一人歩きしたものに聞こえました。
ところで、今日の神の知恵(箴言)は、時の権力者や指導者だけではなく、平凡な日常生活を送る私たち皆に注意を呼び起こしています。なぜなら、私たちは身近な人間関係や出来事の中で、「偏見」や「一切れのパン」という小さく思える誘惑によって、正義と公正の道から外れ、他の人の人生に大きな影響を及ぼしかねないからです。
聖書は、天地万物を造られた神様は、「えこひいきをせず、賄賂を取らず、みなしごや、やもめのためにさばきを行い、寄留者を愛して、これに食物と衣服を与えられる。」偉大なお方だと語ります。(旧約聖書 申命記10:17-18)
私は今日、この正義であり公正である真の神様に自分自身を預け、しっかり手を握っていただきながら、「人を偏り見る危険」や、「一切れのパンの誘惑」から守られ、「敬虔さに仕事着を着せて」歩みたいと強く思わされました。いかがですか。
あなたもこの正義と公正の真の神様に信頼し、家庭、職場、学び舎で、お隣の方々と、愛と平和の道を歩みませんか。あなたの上に神様の祝福が豊かにありますように。

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