苦しみからの祈りと平和

出演者
岩井基雄
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 人を許すことが出来ないとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2023.04.17
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 120篇1、2節
放送日
2023.04.17

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「世の光」の時間です。お元気ですか。岩井基雄です。
今日は詩篇120篇のことばから、苦しみからの祈りと平和への招きに心を留めてみましょう。
 私たちは苦難の中で、神への祈りをささげます。私たちの周りにも世界にもさまざまな問題があり、争いがあり、苦難があります。苦しみの中で、私たちは平和を祈り求めます。しかし、現実は厳しいものですね。真の平和はどこから始まるのでしょうか。
今日の詩篇の作者は、争いを好む人々に囲まれる困難な状況にいたようです。彼はその中から、神に叫び、祈りました。
 彼の祈りをお読みします。「苦しみのうちに私が主を呼び求めると主は私に答えてくださった。主よ 私のたましいを偽りの唇 欺きの舌から救い出してください。」旧約聖書 詩篇120篇1~2節
作者は、平和を憎む者たちの中に置かれていたようです。苦難の中で彼は、自分のたましいを、偽りの唇、また欺きの舌から救い出して欲しいと祈ります。偽りの唇や、欺きの舌による攻撃を受けていたのかも知れません。
しかし一方で、この祈りは、彼が自分の内側にわき起こる偽りや欺きから救い出して欲しいと、神に祈っている可能性もあります。
 そうだとしたら、彼は自分の心の内にある闇を認め、偽りや欺きの罪から救い出して欲しいと祈っていることになります。平和を憎む者たちによる欺瞞や偽りが周りにあるなかで、彼は、周りの問題以上に、自分の内側にある問題に心をとめ、その罪から自分を救い出して欲しいと祈り求めたのです。この後、彼は自分の姿を嘆き、さらに真の平和を求める祈りを続けています。
 どんな苦難が私たちを取り囲んでも、私たちの心に真の平安があるなら、どんな困難な中も私たちは雄々しく生きることができるのです。
 真の平和は私たちの内側から始まるのです。私たちの周りの状況が整えられる以上に、私たちの内側が変えられ、神様にあって整えられていくことによってこそ、真の平和は始まっていくのです。
 私たちも、自分の心のうちにある問題、偽りや欺きの罪を認め、神にある罪の赦しと救いを受け取っていきませんか。そこから、真の平和と平安の歩みが始まるのです。

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