知識と思慮を得る

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 一歩踏み出したいとき

もっと詳しく見る

アップロード日
2022.10.31
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 箴言 1章1~4節
放送日
2022.10.31

いいね登録

     登録数:0

いいねリストを見る

「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。「継続は力なり」日々聖書を手に取り、心の糧とするなら自然に養われてくるものがあるものです。
今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は箴言1:1~4まで「知識と思慮を得る」と題してメッセージをいたします。

「イスラエルの王、ダビデの子ソロモンの箴言。これは、知恵と訓戒を知り、悟りのことばを理解するため、義とさばきと公正において、訓戒を受けて、さとくなるため、浅はかな者を賢くし、若い者に知識と思慮を得させるためのもの。」

今日から、聖書の中でも、よく読まれている箴言を読んでまいります。箴言は、ことに企業の社長には愛読されていると言われ、それは旧約聖書の「知恵の書」と呼ばれているように、人生や考え方の指針を提供し、人の考え方の足りなさを補ってくれるとても役に立つ書です。著者は、実際には誰かわかっていませんが、紀元前1000年頃、東方随一の知恵者と言われたイスラエルの王ソロモンの格言集が中心になっていることから、伝統的にソロモンと考えられてきました。
著者は、まずこの書を書いた目的を述べています。それは第一に「知恵と訓戒を知る」。つまり人生において何が正しくて、何が間違っているかを知り、適切な身の処し方を学び、その習慣を形作るためだと言います。そして、第二に「悟りのことばを理解する」。つまり、物事の本質を見抜き、考える力を養うのです。そして最後に「義とさばきと公正」を得るため。つまり、人それぞれが考える正しさではなくて、人間誰もが納得する、誰が聞いても、「そりゃあそうだなあ」と思うような、普遍的な正しさを知るためであるというのです。
どうでしょうか。そのような目的で書かれた箴言、じつに興味深いものではないでしょうか。実際、この書を書いたと言われるソロモンも、一国の王様として、何が社会と国民にとってよいことかを考えなくてはならず、天来の知恵を必要としていました。自分にも知恵が必要だと思われる方、ぜひ一緒に読んでまいりましょう。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ