ルカの福音書-110 イエスに出会ってほしい

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2022.08.18
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 5章
放送日
2022.08.18

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
ルカ福音書を順番に読んでいます。5章の続きです。取税人をしていたレビは、イエス様に「わたしについて来なさい」と声をかけられすぐに従いました。今までの生き方を捨てたのです。こんなことばを聞けるとは思わなかった。嬉しかった。何もかも捨てても惜しくはないほどの喜びの人生がそこに待っていました。新しい人生へと踏み出しました。
そして彼が一番に、最初にやったことは、イエス様のために盛大な宴会を催しました。取税人は税金を集める仕事で、その税金からいくらでも自分の懐へ抜き取ることができました。多くは大金持ちだったのです。これまで同じ取税人仲間と一緒に宴会をしたでしょう。他の人を招いても誰も来てはくれません。軽蔑されている取税人仲間どうしで互いに慰め合い、酒の力で憂さ晴らしをするような宴会を彼は催していたのです。
しかし今、彼はそれまでとは全く違う宴会を準備しました。それまでのやけ酒によって憂さ晴らしをするような宴会とは全く違う、本当の喜びに満ちた宴会です。そして、その宴会に取税人たちや、ほかの大勢の人たちを招きました。この宴会はもはや、お互いに傷をなめ合い、愚痴をこぼし合い、酒によって憂さを晴らすためのものではありませんでした。
なぜなら、ここにはイエス様がいてくださるのです。レビは自分の仲間たちにこのイエス様を紹介しようとしたのです。「イエス様に会って欲しい」自分の仲間とイエス様との出会いの場を作ろうとしました。取税人のみではありませんでした。「ほかの人々」も大勢いたとあります。当然「ほかの人々」もレビが呼んで来れるレビの仲間です。「あんな罪人と食事を出来るか」と言われ嫌われ、軽蔑されていた人々でした。
イエス様は、このレビの願いに応えてくださったのです。「イエス様に出会って欲しい」「ご飯を食べて欲しい」と願う食事会。そこでレビは話したことでしょう。「自分はイエスとの出会いによって、それまでの生き方を抜け出して全く新しく歩み出すことができた。みんなもどうだ」その喜びを今までの仲間にも分かち合ったでしょう。ここに彼の悔い改めがあります。
「悔い改め」それは、生き方の方向転換という意味です。自分のために憂さを晴らしていた人生からイエス様のことを伝えたいという人生の向きが変わりました。今日も私たちの人生に向きが変えられるチャンスがあります。あなたがキリストと出会うのであれば、あなたは誰と一緒にイエス様に出会いたいでしょうか。

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