心のモードを切り替えよう

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 眠れないとき

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アップロード日
2022.02.26
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ローマ人への手紙 12章2節
放送日
2022.02.26

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「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。
私は仕事でパソコンを使うことが多いのですが、プリントアウトするとき、「プリンターのモードを切り替えますか?」というようなことがでてきます。「細かくきれいに」というモードを選べばそのようになりますし、「早く普通に」というモードに切り替えればそのようになるわけです。
また、先日、パソコンを使っていましたら、「セーフモードで立ち上げてください」というメッセージが出てきたのです。「同じパソコンの中にも色々なモードがあるのだなあ。」と思い、そしてセーフモードに変えて再起動したら、エラーを修復してくれました。
実は、信仰とは「心」あるいは「思い」というもののモードを切り替えるようなものだと考えることが出来きるのではないかと思うのですね。
新約聖書のローマ人への手紙12章2節に「この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。」と書かれています。
ここで使われている「心」ということばは、英語では「mind」と訳されることば「思い」と訳せることばです。感情よりも思考や意志に関係あることばです。つまり、「心を新たにすることで自分を変える」というのは、「あなたの心の奥底にある思いのモードを切り替えなさい」ということでもあるわけですね。
そして、モードを切り替えることによって、私たちの人生のエラーが修復され、主の恵みが流れやすくなるということなのです。それは、努力とか、頑張りとか、強い意志とは全く別の物です。
福音書のなかに、バルテマイという目の不自由な人がいました。彼はイエス様が来ると「ダビデの子よ。私をあわれんでください」と叫び続けたのです。それは、彼がイエス様を救い主と認め、また、イエス様が自分を救うことが出来る方であると信頼したからこそ、これまでの生き方のモードを変えて、叫ぶことができたわけです。おそらく、彼は以前からイエス様のうわさを聞いていたでしょう。そして、罪人と呼ばれる人々にも豊かなあわれみを持って接し、慰めてくださる方であることを知り、その情報に従って自分の思いのモードを切り替えたのです。
私たちは、聖書を開き、神様の愛やイエス様の豊かな恵みを知ることができます。そして、聖書の約束を信頼し、生きていこうとするモードに切り替えて生きていくのです。それが信仰の姿なのですね。

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