“新しい人”が身に着けるもの

出演者
原田憲夫
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 人を許すことが出来ないとき

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アップロード日
2022.02.15
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] コロサイ人への手紙 3章12、13節
放送日
2022.02.15

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。今週担当の原田憲夫です。今日はご一緒に新約聖書コロサイ人への手紙から「新しい人が身につけるもの」について耳を傾けたいと思います。
3章12節後半、13節前半をお読みします。
「深い慈愛の心、親切、謙遜、柔和、寛容を着なさい。互いに忍耐し合い、だれかがほかの人に不満を抱いたとしても、互いに赦し合いなさい。」
ここでは人と人との関係における大事ないわゆる徳、身に着けるものがあげられています。「深い慈愛の心」いつの時代にも病人、老人、子どもたちハンデのある人といった弱い立場にある人たちをその心の中に迎え入れる憐れみの心です。
「親切」年月を経てまろやかに熟成し、育つところがなくなった葡萄酒のように思いやりにあふれた優しさです。
「謙遜」古典ギリシャ語には卑しい者ということばはあっても、謙遜にあたることばがなかったといいます。謙遜を学んでいる人からは傲慢が消えて行きます。
「柔和」真に怒るべき時に怒り、間違った時に怒らない、感情制御できる心です。
「寛容」特に侮辱を受けた時、決して忍耐を失わない精神です。
「互いに忍耐し合い、互いに赦し合うこと」それぞれは神の前には取るに足りないものですが、ただ神の愛と恵みによって生かされているところに立ち続ける人に育つ心です。
そして14節で、これらを一つに結ぶ肝心な結びの帯、それが「愛」だと語り、「愛を着けなさい」と締めくくっています。
よく言われることがあります。「その身に着けるものって窮屈じゃないんですか?疲れませんか?」って。
そうですね。ただここで見落としてならないのが、これらの身に着けるものは皆救い主キリストとのつながりから来ていることです。キリストの弟子となったヨハネという人は、以前は漁師でした。気性が激しく怒りっぽかったようで兄弟のヤコブとともに「雷の子」と呼ばれていました。ところが、その彼の心の中にキリストの愛の心が宿り、晩年には「愛の使徒」「神の使い」と呼ばれたのです。
いかがでしょう。あなたも今日この手紙の勧め、身に着けるものについて、特に「キリストの愛の心」を心に迎え入れ、新しい人としてご一緒に歩み始めませんか。

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