最上の部分を献げる

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2022.02.08
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 民数記 18章29節
放送日
2022.02.08

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は民数記18章29節から「最上の部分を献げる」と題してメッセージをお伝えいたします。

「あなたがたへのすべての贈り物のうち、それぞれの最上の部分で聖別される分から主へのすべての奉納物を献げなさい。」

神はアロンを祭司職に任命すると「その神聖な務めに責任を持つように」と語りかけています。「誰もこれに代わることはできない。聖所や祭壇の奉仕は祭司だけの独占的職務であり、その職務を侵害するなら裁きにあう。」と言うのです。そして、「そうであればこそ、祭司もその職務で問題があれば、その咎を負うのだ。」と警告されています。実に、祭司は責任ある職務でした。
続いて、そのような務めに専従するにあたり、祭司は聖所に奉納されるささげ物からその生活の糧を得ることが許されると語られています。祭司は、他の一般人のように土地を持つことは許されず、ただ祭司の職務に専心することが求められたのです。そして、ここでは2種類の収入が認められています。祭司だけに権利があるもの、また祭司の家族も受けられるものでした。
こうして神は祭司の働きが正当に評価され、彼らとその家族の必要が、神の民のささげ物によって満たされるように定められたのです。
後にパウロは、この定めを取り上げて牧師、伝道師がその働きから生活に必要なものを得ることを教えています。教会の牧師の霊的な働きを認め、それに相応しい報酬を考えていくというわけです。確かに、福音と福音を語る者の働きに相応しい報酬を教会が考えていくことは大切です。
というのも、神は働き人の働きに相応しい報酬を認めることで、福音と福音を語る者の価値を認めることを期待しているからです。そのような意味で、ただお金がどうのこうのというのではない、働きに対する適切な評価と愛の配慮のあるところに、神の祝福の豊かさもあると言えるでしょう。では、今日もよき一日となるように祈ります。

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