神への祈りと赦し

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 人を許すことが出来ないとき

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アップロード日
2021.01.28
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マルコの福音書 11章24,25節
放送日
2021.01.28

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 「世の光」の時間です。お元気ですか。岩井基雄です。木曜日と金曜日は、マルコの福音書から学びましょう。今日は「神への祈りと赦し」についてです。
 神への礼拝と祈りが献げられる場所である神殿を、商売の道具にしていた人々に、怒りと悲しみをあらわされた後、キリストは、彼らを象徴するいちじくの木をさばかれました。それは、遠くから見ると葉も多く、勢いがあるように見えても、全く実を結んでいないいちじくでした。キリストがその木に、さばきを語った数日後に、その木は完全に枯れてしまったのです。
 キリストの言葉のとおりになったことに驚く弟子たちに対し、キリストは、祈り求めることについて、次のように語りました。
 「ですから、あなたがたに言います。あなたがたが祈り求めるものは何でも、すでに得たと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。
また、祈るために立ち上がるとき、だれかに対し恨んでいることがあるなら、赦しなさい。そうすれば、天におられるあなたがたの父も、あなたがたの過ちを赦してくださいます。」新約聖書 マルコの福音書11章24節、25節
 私たちにとって、自分の祈りが神に聞き届けられることは本当にうれしいことです。しかしキリストは、私たちの祈りの背後に、人に対する恨みや憎しみが隠れていないかどうか吟味するように促され、弟子たちを悔い改めに導かれました。すべてをご存じの神様は、私たちの心にも光を当てられます。神への祈りを献げるための神殿が、人間の欲望のために用いられていたことが、キリストによって戒められ清められたように、キリストの言葉によって実を結ばないいちじくの木は枯れました。 
 私たちは、自分の心にどのような思いが隠れているかを、祈りの前に吟味する必要があります。その上で私たちは、神に祈り求めるのです。そして私たちが自分の罪を悔い改め、神からの赦しを受け取るときに、私たちも、他の人を赦すことができる者へと変えられて行きます。
 そのことを父なる神は心から喜び、尚、あなたを祝福し、罪の赦しの喜びで満たして下さるのです。あなたも、神の前にへりくだり、キリストの招きに答えていきませんか。神はあなたの祈りを聞き、その祈りに答えようとしてくださっているのです。

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