「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。 神奈川県川崎市にある菅生キリスト教会の牧師、中山信児です。
皆さんは新約聖書の「山上の説教」をご存知ですか。 「山上の説教」は、イエス様が、山の上で話された説教でマタイの福音書に載っています。では、この説教を聞いたのは、どんな人たちだったのでしょう。聖書には次のように書かれています。
「人々は様々な病や痛みに苦しむ人、悪霊につかれた人、てんかんの人、中風の人など病人たちをみな、みもとに連れて来た。イエスは彼らを癒やされた」
そこには、様々な病や痛みに苦しむ人たち、彼らを連れてきた人たち、一目イエス様を見ようとやってきた人たちが、国のあちこちから大勢来ていました。イエス様は、いろんな重荷、いろんな思いや求めを持ってやってきた群衆を見て、小高い山に登られました。そこはみんなからよく見えて、イエス様の声が一番良く届く場所だったのだと思います。
イエス様が腰を下ろすと、弟子たちがみもとにやって来ました。いつもイエス様の近くにいた弟子たちが、イエス様のことばを一言も聞き漏らさないようにと、すぐそばに来たのです。
聖書には「そこでイエスは口を開き、彼らに教え始められた」とあります。イエス様のことばを聞いた大勢の群衆は、それぞれに神様からの恵みをいただきました。その中でも、みもとに来たイエス様の弟子たちは、ひときわ深い恵みをいただいたことでしょう。
大切なのは、距離の近さではなく、イエス様のみもとに居たいという熱心な思いです。「求めなさい。そうすれば与えられます」とイエス様はおっしゃいました。そのみことばの通りに、私たちが求める時、イエス様は私たちの思いに応えてくださるお方です。
どうぞ皆さんもイエス様に求めてみてください。皆様の上に、神様の祝福が豊かにありますように。