力に応じて

出演者
板倉邦雄
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制作
一般財団法人 太平洋放送協会

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アップロード日
2019.08.27
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] コリント人への手紙第二 9章7節
放送日
2019.08.27
世の光の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。
 今日は「力に応じた援助」についてお話しします。新しく生まれたばかりのシリアのアンテオケ教会。アンティオキア教会が、ユダヤ地方に大飢饉が起こった時、救援の物資やお金を、ユダヤの諸教会に送り届けたことです。使徒の働きの11章の続きです。
 さて、預言者と呼ばれた人たちがアンテオケ教会へやってきました。その中の一人は立って「世界中に大飢饉が起こるだろう」と聖霊によって預言したのです。そして、その預言通り、ローマの皇帝クラウディウス帝の時に、大飢饉が起こりました。クラウディウス帝は、紀元41年から54年まで皇帝でした。この世界的大飢饉のため、ユダヤの諸教会、特にエルサレム教会は、食べ物をはじめ、生活物資やお金に困り果ててしまいました。もちろんシリアのアンテオケ教会も、大飢饉の中に置かれていました。しかし、アンテオケ教会の人々は、自らの困窮にもめげず、エルサレム教会のために、それぞれの力に応じてユダヤに住んでいる信徒たちに援助を送ることを決めたのです。そして、その救助物資や金銭をバルナバとサウロの手に託して送り届けました。
 さて、ここから二つのことが導き出されるでしょう。まず第一は、先のものが後になり、後のものが先になるというイエス様の言葉を思い出します。神の国であるこの歴史の中では、いつでも逆転が起こるということでしょうか。遥か先に走っていたエルサレム教会が、後から誕生したアンテオケ教会に助けられたからです。
 もう一つは、援助や献金の際の心得でしょうか。それぞれの力に応じてなすべきですね。たとい良いことでありましても、無理はいけないということです。施しというものは、嫌々ながらでも、また惜しむ心からでもなく、また強いられてでもなく、自分の心で決めた自分の力に応じてするものなのです。
 聖書の言葉「一人ひとり、いやいやながらでなく、強いられてでもなく、心で決めたとおりにしなさい。神は、喜んで与える人を愛してくださるのです。」コリント人への手紙第二 9章7節

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