自分の道を確かなものとした

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2019.07.24
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 歴代誌第二 27章6節
放送日
2019.07.24

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世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。「継続は力なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものですね。今日も聖書を開きましょう。歴代誌第二 27章6節「自分の道を確かなものとした」と題してメッセージをお伝えいたします。
 「ヨタムは勢力を増し加えた。彼が、自分の神、主の前に、自分の道を確かなものとしたからである。」先週に続いて、器の小さい王様のお話しが続きます。今度はヨタム王、彼は神に大いに祝福されました。その理由は、「彼の神、主の前に、自分の道を確かなものとしたからである」とあります。つまり彼は主に従うことを第一とし、自分の道を正したのです。実際のところ、ヨタムの生涯は短く、その統治期間もあまり長くはありません。けれども、山室軍平という救世軍と呼ばれている団体の牧師であった人が、「善生は長生にまさる」と言いました。そのように、どれだけ長く生きたかではなく、どのように生きたかが大切ですね。そのような意味で、ヨタムはただ長く生き延びたのではなくて、短くも神の前に正しい人生を選び取り、ユダの国を繁栄に導いたのです。
 そこで、ラジオを聴いてる皆さんに問いかけたいことは、このヨタムのエピソードを納めた歴代誌を最初に読んだのは誰か、そしてその読者は何を考えたかですね。ヨタム王以降、やがてユダの国はバビロンという国に滅ぼされて、多くの人が捕虜となってバビロンに連れ去られていきました。その後、彼らはイスラエル再建のために祖国に戻ってきます。歴代誌は、その人々に向けて書かれたものですね。惨めな敗北の過去を背負いながら、新しく祖国を再建しようとした人々に向けて書かれたのです。ですから彼らは、この歴代誌を開いて、神の前に自分の道を確かなものとしたヨタムが、神の祝福を受けたことを知り、考えさせられたことでしょう。
 「善生は長生にまさる」短くも、神の前に正しい人生を送るならば、そこに神の祝福もあるではないかと、この言葉に彼らが立って、やがてイスラエルの再建が実ったことは言うまでもありません。あなたも、主の前に自分の道を確かなものにしてみませんか。では良き一週を祈ります。

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