十字架の目撃者 ピラト

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • イースター

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アップロード日
2019.04.15
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの手紙第一 2章2節
放送日
2019.04.15

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世の光の時間です。おかわりありませんか。岩井基雄です。
 今日は「キリストの十字架の目撃者」の一人、ピラトについて学んでみましょう。
 当時イスラエルは、ローマに支配されており、死刑執行にはローマの許可が必要でした。それゆえ、ユダヤの裁判でキリストを、神を冒涜した罪で有罪とした後、ユダヤ当局者たちは、キリストをローマ総督ポンテオピラトのもとに連れて行きました。彼らは様々な理由でキリストの有罪を主張しましたが、ピラトは全く認めず、三度もキリストの無罪を主張したのです。キリストとの対話の中で、キリストが語る真理について自らも尋ねます。そして彼は、何とかしてキリストを釈放しようと試みたのです。ユダヤ人たちの満足のためにイエスを鞭で打つように命じ、また過越の祭の恩赦を用いて、人殺しで捕らえられていたバラバを引き合いに出し、キリストを助けようとしたのです。
 ところがユダヤの人たちは、大声でバラバの釈放、キリストの処刑を要求しました。しかも人々は、ピラトに向かって、「この人を釈放するのなら、あなたはカエサルの友ではありません。」と語りました。その声は、ピラトに正義よりも自分の政治生命を優先させました。そしてピラトは、罪のないキリストを彼らに引き渡したのです。自分の保身のために正義を捨てる罪の姿を、私たちは笑うことができませんね。私たちも自己中心な罪深い人間なのです。
 しかしキリストは、このピラトのためにも、そして私たちのためにも、十字架にかけられ、肉体的、精神的な苦しみだけではなく、父なる神様から完全に捨てられるという霊的な苦しみを全て味わわれたのです。キリストの十字架の罪状書には、「ユダヤ人の王、ナザレ人イエス」とありました。それはピラトが書かせたもので、彼の抵抗の一つであったでしょう。しかし、文字通りキリストはユダヤ人の王として、またすべての人の王として、キリストを信じるすべての人にいのちを与える権威を持っておられるのです。
 聖書の言葉「この方こそ、私たちの罪のための、いや、私たちの罪だけでなく、世全体の罪のための宥めのささげ物です。」新約聖書ヨハネの手紙第一 2章2節 
 あなたの人生として、救い主キリストを受け入れ、新しい歩みをはじめていきませんか。キリストはあなたのために十字架にかかられたのです。

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