実りの季節

出演者
阿部頼義
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2025.09.12
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] コリント人への手紙第一 3章7節
放送日
2025.09.12

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「世の光」の時間です。今週は阿部頼義が担当しています。今日は「実りの季節」というテーマで聖書からお話したいと思います。
私の住む神奈川県海老名市は、首都圏にありますが、まだまだ田園風景が残る街です。秋になると、田んぼの稲穂が色づき、収穫の時期になったことを目で見て感じることができます。秋は、お米だけでなく、梨やぶどう、さつまいもの収穫があり、自然の恵みを感じる季節ですよね。私のような一般の消費者は、スーパーに並ぶ葡萄やさつまいもを、当たり前のように購入し、秋の味覚を楽しませていただいていますが、その裏には、生産者の方々の日々の働きがあるわけですよね。春に種をまき、夏の暑さにも耐え、台風や害虫から守って、長い時間と丁寧な手入れをして、ようやく迎えるのが「実りの秋」だと思うと、生産者の方々への感謝が湧いてきます。
このような実りのサイクルを考えてみると、私たちの人生にも、同じように人生の季節があるなと思わされます。冬の季節や秋の季節があるように、人生には辛い時期もあれば、実りの季節もあります。努力を重ねているのに中々結果が見えない時もあれば、思った通りにいかないことが多くて、気持ちのアップダウンが激しくなる季節もあるかもしれませんね。
でも、そんなとき、次の聖書のことばを開いてみてください。「大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です」
私たちは、困難に遭う時、自分の力で何とかしようと頑張ります。それ自体は素晴らしいことです。でも、その先にある「実り」を与えてくれるのは、私たちを超えた存在、神様なのだ、と聖書は語ります。努力することと、結果を委ねること。そのバランスを持つとき、心にゆとりが生まれて、人生の実りも少しずつ見えてくるのではないでしょうか。
クリスチャンである私も、毎日がうまくいくわけではありません。悩みや焦りもあります。でも、神様に委ねることで、心の重荷が少し軽くなり、もう一歩前に進む力が与えられるんです。今疲れていたとしても、実りの秋のように、あなたの人生にも、神様が用意してくださる「実りの季節」がやってくることを信じています。その日まで、焦らず、無理せず、成長さてくださる神様がいるんだと信じて、一歩ずつ前に進んでみてください。

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