山を見上げてみれば

出演者
阿部頼義
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2025.09.08
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 121篇1~2節
放送日
2025.09.08

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「世の光」の時間です。牧師の阿部頼義です。私は、神奈川県の海老名市という街に住んでいます。近くには相模川という川があり、その向こうには大山という山が見えます。この大山の頂上には阿夫利神社があって、昔から多くの人々の信仰の対象になっています。このように、日本では、昔から山に向かって祈る習慣があると思います。山の上に神社があったり、祠があるのが、日本の風景の一つですよね。きっと昔の人も、山を見たり、大自然を見たりして、心が癒されたのではないでしょうか。
面白いことに、聖書の中にも、山にちなんだ詩があるんです。少し紹介しますね。
「私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのか。私の助けは主から来る。天地を造られたお方から」
この詩は、今から3000年前くらいに読まれた詩です。古今東西を問わず、山と信仰というのは結びつきが強いんだなあと思います。しかし、この詩をよく読むと、この詩人は、山そのものを信仰しているのではなくて、その山の背後におられる神を信仰していることがわかります。つまり、人が山に惹かれるのは、山そのものというよりも、その背後に何か神聖なものを感じているからなのではないでしょうか。
あなたは山に向かって祈ったことはありますか。または雄大な自然を見て心癒されたことはあるでしょうか。私たちが、大自然を見て心癒されるのは、その背後に、この世界を造られた神がおられるからなのです。
私の大学時代の友人は、競技スキーの選手だったのですが、その友人は、スキー場から見える山々を見て、神がおられると感じていたそうです。その後、聖書を読み、「神が天と地を造られた」ということばを目にしたときに、雷に打たれかのような感覚を体験して、神を信じました。その友人は言いました「私が山を見ながら感じていた感覚は、この聖書の神だったんですね。神が私を見守り、私に語りかけてくださっていたんですね」と。
神は自然を通して、あなたにも語りかけておられます。「私を見てごらん」「私があなたを助けてあげるよ」と。もし、疲れてやる気が出なかったり、不安で前に進めないと感じるときは、神に目を向けて祈ってみませんか。 神は、必ず、あなたに必要な助けを与えてくださいます。

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