信仰が救う1
- 出演者
- 大嶋重徳
- 制作
- PBA 太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
- タグ
-
- 疲れているとき
- 不安や恐れを感じているとき
- 孤独や悲しみを覚えるとき
- 元気をもらいたいとき
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- アップロード日
- 2025.06.23
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
-
[新約聖書] ルカの福音書 8章
- 放送日
- 2025.06.23
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。今週は聖書のルカ福音書8章から学びましょう。今日の箇所には12年もの間、長血という女性特有の病気にかかり、数々の医者に診てもらうために財産すべて費やしたのに、誰にも治してもらえなかった女性が出てきます。
長血というのは長い間血が止まらない病気で、宗教的な社会の中でこの病気は「けがれている」という目で見られました。彼女は評判の良いお医者さんの情報を聞くと、飛んで行ったのです。しかしそこでも治らない。お金は減っていくばかりでした。治療費を払い続け、財産すべてを費やしたのに、なお治らない。財産は両親から幾分か受け継いだものだったのかもしれません。あるいは一生懸命働いて蓄えた貯金だったでしょうか。それが底をつきました。別の聖書の箇所では医者にも「騙された」とあります。何度、心が深く傷ついたでしょう。経済的な先行きも見えない。彼女はもう自分では手の打ちようがない。「もう手を打つことができない」と思う時、押し寄せてくるのは絶望感です。まだ打つ手がある時に、私たちは落ち着いていられます。「あれとこれとやることが出来たら取り返せる」「あそことあそこに頭を下げたら、何とかなる」「あの人に助けてもらえたら、この危機を乗り越えられるのではないか」まだ希望があるのです。もちろん人生に「諦めがつく」こともあります。それは別に打つ手があるからです。別に生きる道がある。かえって諦め、手放すことによって、次の展開が大きく開かれることだってあります。しかしそれすら無い。手の打ちようがない。八方塞がりで何も見えない。
これ以上打つ手がない。そう思ってしまったら、私たちは先を見ようとする希望を失ってしまいます。「このままもう楽になりたい」という死の誘惑すら襲ってきます。
しかし信仰にはそこから先があるのです。私たちの打つ手がなくなった時ですら、私たちの目の前には絶望と暗闇が広がっているのではありません。そこで私たちの目の前にイエス・キリストが見えてくるのです。「ここにしか救いがない」という出会い。それは私たちを騙すような出会いではありません。「打つ手がない」という場所で、私たちには最後の脱出の道があるのです。今週は長血の病を患った女性とイエス様との出会いをご一緒にみていきましょう。
長血というのは長い間血が止まらない病気で、宗教的な社会の中でこの病気は「けがれている」という目で見られました。彼女は評判の良いお医者さんの情報を聞くと、飛んで行ったのです。しかしそこでも治らない。お金は減っていくばかりでした。治療費を払い続け、財産すべてを費やしたのに、なお治らない。財産は両親から幾分か受け継いだものだったのかもしれません。あるいは一生懸命働いて蓄えた貯金だったでしょうか。それが底をつきました。別の聖書の箇所では医者にも「騙された」とあります。何度、心が深く傷ついたでしょう。経済的な先行きも見えない。彼女はもう自分では手の打ちようがない。「もう手を打つことができない」と思う時、押し寄せてくるのは絶望感です。まだ打つ手がある時に、私たちは落ち着いていられます。「あれとこれとやることが出来たら取り返せる」「あそことあそこに頭を下げたら、何とかなる」「あの人に助けてもらえたら、この危機を乗り越えられるのではないか」まだ希望があるのです。もちろん人生に「諦めがつく」こともあります。それは別に打つ手があるからです。別に生きる道がある。かえって諦め、手放すことによって、次の展開が大きく開かれることだってあります。しかしそれすら無い。手の打ちようがない。八方塞がりで何も見えない。
これ以上打つ手がない。そう思ってしまったら、私たちは先を見ようとする希望を失ってしまいます。「このままもう楽になりたい」という死の誘惑すら襲ってきます。
しかし信仰にはそこから先があるのです。私たちの打つ手がなくなった時ですら、私たちの目の前には絶望と暗闇が広がっているのではありません。そこで私たちの目の前にイエス・キリストが見えてくるのです。「ここにしか救いがない」という出会い。それは私たちを騙すような出会いではありません。「打つ手がない」という場所で、私たちには最後の脱出の道があるのです。今週は長血の病を患った女性とイエス様との出会いをご一緒にみていきましょう。
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