「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。山形県酒田市にあります酒田キリスト教会の牧師、齋藤航大です。
このラジオを聴かれているあなたの心が今日も元気になりますように、短いお話をお届けします。
今日は、「あなたはだいじょうぶ」というお話しです。
あなたはどんな時に「だいじょうぶだよ」と言われたいですか。私なら、何か人前で大事なプレゼンや、イベントで司会をする前に、「航大なら大丈夫だよ」って言ってもらえたらすごく嬉しくなります。私たちは自分の実力を経験や実践から身に付けていき、自分の自信に繋げていきます。しかし身に付けた実力が毎回その人のパフォーマンスを100%引き出してくれる保証になるわけではありません。小学生の時の学習発表会であっても、オリンピック選手の競技であっても、どんなに練習をしたって、人はこれからどんなことが起きるのだろうと考えるとやはり緊張したり、不安になったりするものですよね。
ある高校生の女の子が私に話してくれたことがありました。「私は普段友達と話したり、部活をしたり、学校は楽しいこともあるけど嫌なこともある。だけどその時はイエス様のことを思い出して、イエス様が私のことを愛してくれてて、だいじょうぶだよって言ってくれてることが聖書のことばで分かるから嬉しい」と。
私たちがどんなに自分に自信をつけるために色々な努力をしたとしても、それらが100%良い結果を出してくれるとは限らない。むしろ失敗して大いに自信をなくすこともあるかもしれない。でも、イエス様が私たちにかけてくださる「だいじょうぶ」、それは、あなたに実力があるなしに関わらず、あなたがもたらした結果の良し悪しに関わらず、あなたの存在そのものが尊いから、どんなあなたであっても「だいじょうぶ」と言ってくださるのです。あなたの価値は世間の評価では決まらない。聖書を通してイエスのことばが、あなたの存在価値の大きさを証明してくれています。
聖書にこんなことばがあるのでご紹介します。第二ペテロの手紙1章2節。「神と、私たちの主イエスを知ることによって、恵みと平安が、あなたがたにますます豊かに与えられますように」
聖書では「恵みと平安」があなたのだいじょうぶを作り上げるものだと示してくれています。そしてそれらは、イエス・キリストがどんなお方かを知っていくことで与えられていくのだそうです。ぜひあなたも今日から、聖書のことばに耳を傾けてみませんか。