偽預言者に気をつけなさい

出演者
福井 誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2025.05.09
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 7章15-16節
放送日
2025.05.09

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。今週は、福井誠が担当しています。今日もマタイの福音書を開いてまいります。今日は「偽預言者に気をつけなさい」と題してメッセージをいたします。新約聖書マタイの福音書7章15、16節をお読みします。 

「偽預言者たちに用心しなさい。彼らは羊の衣を着てあなたがたのところに来るが、内側は貪欲な狼です。あなたがたは彼らを実によって見分けることになります。茨からぶどうが、あざみからいちじくが採れるでしょうか」 

昨今指導者が、神や救世主に成り代わって、歪んだ支配構造を持つ問題のある宗教がメディアに取り上げられることがあります。そのような話を聞きながら、何か宗教って怖いなと思う人もいるでしょう。しかし、そのような宗教は一部だと言うべきで、個人の自主性を大切にする正当な信仰の宗教も多くあるのです。
イエスは、「偽預言者たちに用心しなさい」と言いました。イエスの時代にもカルトのような問題があったのかはわかりませんが、宗教教義を押し付け、人々の生活を乱す宗教的な指導者たちがいたのでしょう。従うべき指導者か否か、自分の意志を持ってよくよく考え、見分けていきなさい、とイエスは言います。
そしてイエスが、危険な教師を見分ける方法として教えられたのは、指導者の生活の実をよく見ていくことでした。教えの内容が偏っていないかよく確認する、指導者の行動をよく観察し、ことば通りに周囲の人々によい影響を与えているかどうかを考慮することです。一見立派な倫理や信仰を説いているけれど、実際には誠実さに欠ける指導者もいるからです。キリスト教の信仰で大切なのは、自身が罪人であることを弁え謙遜になること、そしてキリストが歩んだように誠実な愛に生きることです。そのような価値を大事にする信仰は、自分も他人も幸せにするのです。

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