サイレントキラーに自覚症状を
- 出演者
- 水谷 潔
- 制作
- PBA 太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
- タグ
-
- 疲れているとき
- 不安や恐れを感じているとき
- 元気をもらいたいとき
- 一歩踏み出したいとき
- HAPPY
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- アップロード日
- 2025.05.03
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
-
[旧約聖書] 詩篇 119篇71節
[旧約聖書] 詩篇 119篇67節
- 放送日
- 2025.05.03
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。愛知県春日井市にあります春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。
昨日に続いて、旧約聖書の詩編119篇71節からお話しします。サイレントキラーということばをご存知でしょうか。サイレントキラーとは、痛みや苦しみなどの自覚症状がないままで進行していき、気づいたときは致命的な合併症を引き起こしてしまう病気のことです。例えば、沈黙の臓器と言われる肝臓は、障害が起こっても、すぐには、痛みや苦しみが伴わないために、肝臓病はとりわけ注意が必要とされています。
詩篇119篇71節は言います。「苦しみにあったことは 私にとって幸せでした。それにより私はあなたのおきてを学びました」「おきて」というと厳しい感じがしますが、聖書の中の「おきて」とは、神様が、私たちの幸せを願って与えてくださる愛のことば、生きる指針です。
少し前の67節には、「苦しみにあう前には 私は迷い出ていました」とありますから、神様を離れ迷い出ていた詩人は苦しみを経験することで、本来の歩みに立ち返ったようです。逆に言えば、苦しみを経験することなしには、立ち返ることはなかったのでしょう。
神様を離れて、歩むその姿勢のことを聖書は、「罪」と言いますが、それはちょうど、サイレントキラーのようです。神様を離れて、迷い出るような生き方をしても、必ずしも、痛みや苦しみが伴うわけではありません。しかし、私たちに生きる意味と目的と希望をお与えになる神様を離れた歩みは、やがて、言いようもない空しさや絶望をもたらしかねません。
神様は、サイレントキラーに冒されているような私たちを愛し、自覚症状を持つようにと、あえて、苦しみをお与えになることがあります。それは、人間本来の歩みに立ち返るようにという愛の危険信号とも言えるでしょう。
ラジオの前のあなたは、今、何かの苦しみの中におられるでしょうか。もしかすると、その苦しみは、あなたが、神様に立ち返り、本来の歩みを始めるためのものなのかもしれません。いつか、振り返って「苦しみにあったことは、私にとって幸せでした」と言える苦しみなのかもしれません。その苦しみを苦しみで終わらせないためにも、そのままで、神様のところへ行きませんか。
昨日に続いて、旧約聖書の詩編119篇71節からお話しします。サイレントキラーということばをご存知でしょうか。サイレントキラーとは、痛みや苦しみなどの自覚症状がないままで進行していき、気づいたときは致命的な合併症を引き起こしてしまう病気のことです。例えば、沈黙の臓器と言われる肝臓は、障害が起こっても、すぐには、痛みや苦しみが伴わないために、肝臓病はとりわけ注意が必要とされています。
詩篇119篇71節は言います。「苦しみにあったことは 私にとって幸せでした。それにより私はあなたのおきてを学びました」「おきて」というと厳しい感じがしますが、聖書の中の「おきて」とは、神様が、私たちの幸せを願って与えてくださる愛のことば、生きる指針です。
少し前の67節には、「苦しみにあう前には 私は迷い出ていました」とありますから、神様を離れ迷い出ていた詩人は苦しみを経験することで、本来の歩みに立ち返ったようです。逆に言えば、苦しみを経験することなしには、立ち返ることはなかったのでしょう。
神様を離れて、歩むその姿勢のことを聖書は、「罪」と言いますが、それはちょうど、サイレントキラーのようです。神様を離れて、迷い出るような生き方をしても、必ずしも、痛みや苦しみが伴うわけではありません。しかし、私たちに生きる意味と目的と希望をお与えになる神様を離れた歩みは、やがて、言いようもない空しさや絶望をもたらしかねません。
神様は、サイレントキラーに冒されているような私たちを愛し、自覚症状を持つようにと、あえて、苦しみをお与えになることがあります。それは、人間本来の歩みに立ち返るようにという愛の危険信号とも言えるでしょう。
ラジオの前のあなたは、今、何かの苦しみの中におられるでしょうか。もしかすると、その苦しみは、あなたが、神様に立ち返り、本来の歩みを始めるためのものなのかもしれません。いつか、振り返って「苦しみにあったことは、私にとって幸せでした」と言える苦しみなのかもしれません。その苦しみを苦しみで終わらせないためにも、そのままで、神様のところへ行きませんか。
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