国家的ハラスメント

出演者
黒木昭江
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 眠れないとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2025.04.03
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] ダニエル書 2章
放送日
2025.04.03

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「世の光」の時間です。今週は愛知県名古屋市の富田キリスト教会の牧師、黒木昭江がお届けしています。
現代の社会問題のひとつがハラスメントです。厚生労働省では、ハラスメントについて、我慢せず、職場や都道府県の相談窓口で相談することを勧めています。
聖書にもハラスメント事件が記録されています。被害を受けたのは3人のユダヤ人の若者でした。彼らは、母国がバビロン帝国との戦争で負け、バビロンへ連れて来られました。彼らにとっては嬉しい移住ではありません。しかし3人は、聖書の神を信じる信仰によって力を得、バビロンの行政をつかさどる職務を得ました。しかしそのバビロン行政のトップであるバビロンの王は、まさに「歩くパワーハラスメント」と言って良い人物で、自分の権力のしるしとして金の像を造り、国民にこの像を拝むことを強要したのです。そして、もしも拝まないなら、火の燃える炉の中へ投げ込むと命じました。国民全体に対する国家的ハラスメントです。
3人の若者にとって、像を拝むことは彼らの信仰に反する行為でした。それで彼らは「金の像を拝みません」と宣言します。それを聞いた王は怒り狂い、命令通りに彼らを火の燃える炉の中へ投げ込みます。
王は、若者たちが燃えていく様子を眺めようと炉に近づきました。しかしそこで、思いがけないものを目にしたのです。火に投げ込まれたのは3人だったはず。でも炉の中には4人の人物がいて、しかも、彼らは少しも害を受けていませんでした。
3人と一緒にいた4人目の人とは、神様でした。神様は3人のそばに来られ、彼らが害を受けないよう守ってくださったのです。最終的に3人は炉から救出され、職場に復帰し、さらに高い地位を与えられました。
もしもハラスメントに遭ったら、自分だけで抱え込まず、然るべき場へ相談してください。あなたは一人ではありません。神様がそばにいて、あなたの心が破壊されないように守り、最終的に正しい決着をつけてくださいます。

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