さあ、再建に取りかかろう

出演者
山本陽一郎
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 死や命について考えているとき
  • 病気のとき
  • 眠れないとき
  • 一歩踏み出したいとき

もっと詳しく見る

アップロード日
2025.02.17
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] ネヘミヤ記 2章18節
放送日
2025.02.17

いいね登録

     登録数:8

いいねリストを見る

「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか?山本陽一郎です。
5年前のこの時期のことをおぼえているでしょうか。全国の店頭からマスクが消えました。新型コロナウイルス感染の広がりが海外だけではなく、国内でも確認されていった時期でした。あれから時が経ち、ようやく社会は落ち着きを取り戻しながら動き出しましたが、多くの人々が揺れ動き、傷つき迷い、たしかな拠り所を見失っています。
古代ギリシャの歴史家ヘロドトスは、世界中を回って見聞きした結論として、「人間よ、先人に学び、歴史を自分の力とせよ」という意味のことばを遺しました。
その意味で私たちには聖書という最高の書物があり、そこに登場する人々の生き方と信仰から多くのことを学べます。そして、困難の中でも、人間に力を与えてくださる神のことばを受け取ることができます。
イエス・キリストが生まれる400年以上前、ネヘミヤというユダヤ人が、当時の超大国ペルシアで王の側近として仕えていました。ある時、ネヘミヤのもとに、祖国の都エルサレムの城壁が廃墟となり、悲惨な状況であることが知らされました。当時、多くのユダヤ人は外国に捕虜として連行され、強制的に移住させられていました。
彼は心を痛めて嘆き、神様に祈って、王に願い出ます。「エルサレムに行って城壁を再建させてください」と。王の許しをもらって、ネヘミヤはエルサレムへ向かいました。そして、同胞に語りかけたのです。「さあ、エルサレムの城壁を築き直そう」。その時、人々は奮い立ちました。リーダーの声によって心燃やされたのです。みんなが「さあ、再建に取りかかろう」と言って、仕事に着手したのでした。
私たちも、再建に取りかかる必要があります。あなたの心の城壁で、崩れたままのところはないでしょうか。本当に今のままでよいでしょうか。ネヘミヤのように、私たちも神様に祈りましょう。必ず神様はあなたの歩みを立て直してくださいます。そして、あなたの進む道を確かなものとしてくださいます。
何度でもいい。今、ここからでいい。さあ、再建に取りかかりましょう。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ