人生を覆う影-怒り

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2025.02.07
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] エペソ人への手紙 4章26節
放送日
2025.02.07

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「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか?関根弘興です。
今、多くの人のこころを覆い、人生をつまらないものだと思わせてしまう、人生を覆うまるで影のような、雲のようなものがいくつかあると思います。
そのひとつは、自分に対する無価値感。ふたつ目は孤独感、そして3つ目は虚無感、むさしさです。そして4つ目は罪責感。そして、5つ目は「怒り」なんです。私たちは不正を見るとき、怒りを覚えますよね。ですから、怒り、怒ることは、誰もが持っている自然な感情です。しかし、問題は、さまざまな怒りをどうコントロールするのか、それを間違うと、人生が台無しになってしまうことがあるからです。
今の時代は、すぐにきれやすい時代ですよね。ある人は、自分自身に怒っています。自分の不甲斐なさを感じたのかも知れません。また、ある人は自分の今の環境に怒っています。怒るのも当然と言える状況がそこにあるのかも知れませんが、身の回りのものが全て、まるで怒りの対象となってしまっていることがあるかもしれませんね。また、これが一番多いかも知れませんが、誰かが自分にしたことに対して怒りが出てくるわけです。繰り返しますが、怒ってはいけないということを私は語っているのではないのです。でも、問題は、怒りをそのままずっと心に持っていることが、人生に黒雲をもたらすことになってしまうんですよ、ということなんです。新約聖書にこう書かれています。エペソ人への手紙4章26節「怒っても、罪を犯してはなりません。憤ったままで日が暮れるようであってはいけません」このように書いてあります。怒ることは誰にも当然あります。でも、怒っても罪へと発展させてはいけませんよ、そして、いつまでも持ち越してはいけませんよ、と書かれているのです。
そのために、自分が何に怒っているのか、ひと呼吸置いて、ぜひ考えてみてください。怒りのことばを発する前に、勇気を持って、10秒くらい時間を置いてみてください。そして、自分の思いを、聖書の神様に正直にぶつけてみるのです。旧約聖書の詩篇を読むと、自分の思いをストレートに神様に訴えている箇所がたくさんでてきます。「神様。私はいま怒っています。相手を赦すことができません。この荒れ狂った心をどうぞご覧ください」こんな祈りを、怒った時にしてみてはいかがでしょうか。神様の平安がそこに与えられていくと思いますよ。

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